たとえ管理釣り場であっても魚の活性が鈍く思うように釣れないことはありますよね。そんな時に役立つ最終兵器と言えるのがトラウトガムです。
このマテリアルを使用することによって高確率でボウズを回避することが出来ます。
今回はこのトラウトガムについて作り方と使い方を紹介していきます。
【この記事でわかること】
- トラウトガムの作り方と使い方が分かります。
- 管理釣り場で高確率でボウズを回避できます。
トラウトガムって何?
トラウトガムとは動物の皮をひも状に加工したマテリアルです。水を吸うととても柔らかくなり、魚がくわえても違和感が少なくプレッシャーの高いトラウトにとても有効なマテリアルです。
フッキングしていない状態で、リトリーブしていても魚が何度もアタックしてくることが何度もあるので、かなり効果的なマテリアルであると言えます。
トラウトガム作り方
〔製作に使用する材料〕
- フライフック(ルアーの場合はトラウト用のシングルフック)
- トラウトガム(1本作るのに使うのは3~5㎝)
- ブラスビーズ(オモリです)
- スレッド(各マテリアルを留める糸)
〔製作手順〕
1、ブラスビーズをフックに通します。
2、フックをバイスに固定し、ブラスビーズをアイ側に置き、スレッドで下巻きしていきます。
3、シャンクいっぱいまで下巻きしたら、トラウトガムを5~6㎝程度切り出します。
4、トラウトガムの先端がアイに触れるぐらいの位置で、まず後ろ側をスレッドで固定します。(10回転くらい)
5、後ろを固定したらスレッドをトラウトガムの下側から少し前方にもっていき先端から2㎜手前くらいで同じく固定します。
6、ビーズ側でスレッドを留めて完成です。
7、最後にそれぞれスレッドを巻いたところにヘッドセメントを垂らしておきましょう。
〔使い方〕
●リトリーブで使う
- トラウトガムを水につけて良く濡らす。
- キャストする。
- フリーフォール(ここで魚が掛かることも良くある)
- 小刻みにラインを引いてリトリーブ
- 1~4を魚が掛かるまで繰り返す
●ルースニングで使う(フライのみ)
- ティペットにインジケータを付ける
- トラウトガムを水につけて良く濡らす。
- 魚が掛かるまで待つ。
調子のいいときであれば投げるたびに魚が釣れます。
※長いまま使うと、尻尾ばかりに食いついて、なかなかフッキングまでいかないときがあります。
その時は、徐々に短くカットしていき様子を見ます。
長さが半分を切ると食いが悪くなるので注意です。
トラウトガム代用品
トラウトガムはティムコが販売している商品ですが、ホームセンターなどで売っている、鹿の皮紐なども代用品で使えます。
(と言うかそちらの方が安くて沢山作れたりします。)
実際に使ってみましたが、本家と釣果の差は感じませんでした。
100均などで合皮の紐なんかも売っていますが、少し硬くて効果はイマイチでした。
代用するなら柔らかい獣の皮紐がいいと思います。
大型魚対応のトラウトガム
TMCビッグワンガムという製品があります。
通常のトラウトガムよりも幅が2.5倍くらい広い製品です。
トラウトガム自体を大きくすることによって大きな魚にも対応するという製品だと思うのですが、管理釣り場で使う場合、正直なところあまりおすすめはできません。
水を吸わして使うトラウトガムはサイズを大きくすればその分重くなりキャストしづらくなります。
幅が広いこの製品は、ガム自体を短くしても重量が出やすく、かなり高番手なタックルでないと扱いが難しくなるので初心者の場合は違和感があって気持ちよく釣りができないのではないでしょうか。
トラウトガムであえて大物を狙うのであれば、フックサイズを少し大きくしてその分通常のトラウトガムを長くとればいいと思います。
あと、大型の魚は夏よりも冬のほうが元気なので、狙うのであれば季節も考慮したほうがいいと思います。
注意
・管理釣り場によってはトラウトガムの使用が禁止されているところもあるようなので、使う前にレギュレーションを確認してください。
・トラウトガムは針を飲まれやすいです。ラインを良く見て魚の反応があったら早めに合わせるようにしましょう。たとえフッキングしなくても、何度もアタックしてくることが良くあります。
・ ものすごく釣れるマテリアルです。数釣りをしたい場合は別ですが、日常的に使うと釣りがつまらなくなるかもしれませんので注意!
まとめ
トラウトガムは簡単に作れる上に、簡単に釣れてしまうのであまり使いすぎると、針を外すのが面倒になったりして、だんだん飽きてきてしまします。
また、釣りの基本的を押えていれば管理釣り場でボウズは、ほぼないと思います。釣れない場合は自分の釣り方をまずは振り返ってみてもいいかもしれません。
トラウトガムは、自分の釣りをしていく中でどうしても釣れないときに最終兵器として使うことをおススメします。
今回は、以上です。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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