渓流は危険がいっぱい!?

フライフィッシング

新緑の季節、涼しい川や渓流で緑に包まれながら釣りをするのはとても心が癒されますね。
綺麗な魚との出会いを求めて渓流を登っていくのは釣り人にとって至上の喜びと思います。

しかし、渓流には思いのほか危険が潜んでいます。
今回は渓流に潜む危険を紹介、安全に釣りを楽しめるような対策を書いていきたいと思います。

【この記事の内容】

渓流の危険と安全対策を紹介。

渓流に潜む危険

景色が良く綺麗な渓流、釣りに没頭するあまり周りに目がいかなくなることってあると思います。

渓流は川の上流部。普段、人が足を踏み入れる回数の少ない自然です。
事故が起これば発見が遅れ大変なことになりかねません。考えられる危険を書いていこうと思います。

  • 足場が悪く滑る
  • 流れが多様で強い場所もある
  • 急な天候の変化
  • 急な増水の危険
  • 野生動物(熊、蛇、蜂など)に遭遇する危険

などがあります。以下ではそれぞれの危険性について詳しく紹介していきます。

【関連記事はこちらです。】

渓流釣りで熊に遭遇しないための対策

・釣りをする際のスズメバチの対策と対処法

・日本の渓流にいる毒蛇の種類、生息地と対処法

足場の悪さ

岸辺には大きな岩がゴロゴロしていて、川中の岩に苔が生えている。これが渓流の特長です。

釣り竿を持った状態でゴロゴロの岩場を移動する、あるいは川の中を釣り上がっていく時、バランスを崩して転倒した釣り人も多いと思います。

転んでしまっては、ケガの危険性があるばかりでなく、魚のいる大事なポイントも台無しにしてしますかもしれません。

対策としては、基本的にポイントの移動中は釣りをしながらではなく、歩くことに集中します。
ポイントを狙える場所についてから魚に気づかれないよう釣りを開始しましょう。

川の中を歩く際は靴底がフェルト製のウェーディングシューズの着用をおすすめします。
フェルト製の靴底であれば、苔の生えた濡れた岩場でもある程度グリップが利きます。

グリップが利きますが、川中を歩く際は、流れもあります。過信せず慎重に歩くようにしましょう。

流れが速く多様です

大きな岩によって川の流れが形成されている渓流部では、流れが多様で、見た目が静かな流れでも思いのほか強い場合があります。
また、流れが強い場所では、水深が急に深くなることもあるので、ウェーディングをする際は特に注意が必要です。

ウェーダーを履いた状態で転ぶと、ウェーダー上部に水が入り、水深のある場所では足先の方が空気があるため足が浮きます。
この状態になると非常に危険なので、不用意に水深のありそうな場所には入らないことが賢明です。

上にも書きましたが、川中ではウェーディングを着用し慎重に移動することが重要になります。

急な天候の変化に注意

山間部にある渓流部では、突然の雨や雷などに注意が必要です。

長い釣り竿を持っていると雷に打たれる危険もありますし、もともと水量の少ない渓流の水量は、雨による影響を非常に受けます。
ビックリするくらいあっという間に増水するので注意が必要です。

最近では、短期間に集中して雨が降る、「ゲリラ豪雨」などもあります。

不用意な事故を防ぐためにも、天候が急変したら一旦釣りを中止して川から上がって様子を見ることが賢明だと思います。

急な増水に注意

渓流は、突然の雨によって増水します。
小雨程度であれば影響ありませんが、自分のいる場所よりも上流部などで大雨が降った場合、気が付いたら川の水量が増えていて危険な状態になることも考えられます。

釣り場の天気には常に気を配るよう心がけることが大事です。

また、急な増水の要因としてあるのが、上流部にダムがある場合、放水によって水量が激増することが考えられます。

雨などよりも急に水量が増えるのでダムがある場合は放水のタイミングや警報を必ず確認するようにしましょう。

野生動物に遭遇の危険

山間部、山の深い場所にある場合も多い渓流部では、野生動物の生活圏である場合も多くあります。

熊やイノシシと不意に遭遇してしまうと攻撃され命の危険があります。
あらかじめ自分の存在を動物たちに知らせておくことも重要になってきます。
熊鈴などを持ち歩くようにしましょう。

また、熊やイノシシよりも遭遇率が高く、身近な危険として一番可能性が高いのが、蛇にかまれたり、蜂に刺されたりすることです。

渓流にはマムシやスズメバチなど危険な毒を持った生き物がいます

蛇の場合はウェーダーの上にゲーターを履いて牙を防御する。
蜂の場合は忌避する臭いが出るものなどで遠ざけるなどして、対策しましょう。

その他の対策

命の危険はないまでも注意していきたいのがウルシやイラクサなどの毒性や棘のある植物類です。

水中の危険を回避して陸地を移動したのにポイントに付いたら、体がかゆくて釣りに集中できないのでは本末転倒です。

服装は長袖、帽子や眼鏡(サングラス)で体を保護するようにしましょう。

まとめ

渓流での危険は大体こんな感じだと思います。釣りは自然を相手にする遊びなので対策をしてもし過ぎることはないと思います。

ただ、危険を乗り越えた先にパラダイスが待っているという事もよくあります。

十分な対策を持って、事故には十二分に気を付け、綺麗な渓流、美しい魚との出会いを楽しんでいただきたいと思います。

今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました