【オイカワ】身近にいるとても綺麗な魚

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近所の川や湖に行くととても体色の綺麗な魚が泳いでいるのを見かける時があります。

それはきっとオイカワなのですが、どうしてあんなに綺麗な模様をしているのか気になったので調べて見ました。

なので今回はオイカワについて紹介していきます。

オイカワの生態

オイカワはコイ科の魚で本州、九州、四国の河川の中、下流域、湖やダムなどにも生息していてカワムツやウグイなどと共に身近な魚です。

日本以外だと中国、台湾にも分布しているそうです。

綺麗な模様の正体

綺麗な体色をしているオイカワは実はオス♂です。

この模様は一言で言ってしまうと色仕掛けです!

毎年5月~8月くらいまでの期間が繁殖期でその期間と前後してオスの体色が淡い色から鮮やかな赤、青緑の色に変化し始めます。

つまり、

俺って綺麗でしょ!俺と結婚して!

と、いい嫁をゲットするために体色を変化させてアピールし時にはパートナーを奪い合う争いをします。婚姻色といいます。

頭の色も淡褐色だったものが、真っ黒になり口の横には追星と呼ばれるとげのようなものが生えてきます。

オイカワの寿命

オイカワの寿命は長くても5年、通常は3~4年といわれています。

メスの場合は産卵を終えると息絶えてしまう個体がほとんどです。

成魚の体長は大体15㎝ほどでオスの方がメスよりも大きくなります。

生息域

主に河川の下流、中流域で環境の変化にも強く、割と水質の悪い場所でも繁殖が可能。

湖やダムなどにも生息している。

管理人は夏、東北にあるとあるダムに釣りに行った際、川の流れ込みに溜まるオイカワを見たことがあり、それはもう網で掬えるほどの凄い数でした。

河川の場合、カワムツやアユなどと生息域が被った場合には居場所を棲み分けすることで共存しているそうです。

・カワムツと共生の場合:カワムツが深さのある淵、その場合オイカワは流れの早い瀬にいることが多い。

・アユと共生の場合:オイカワが深さのある淵に行き、アユが瀬に出て縄張りを作るそうです。

オイカワは、環境の適応能力が高く近年ではどんどんかずが増えているようです。
本来いないはずの屋久島 などでも棲息が確認されているそうで、生態系を壊さないまでも、少し問題になっているようです。

食性

オイカワは雑食性で、川の中の藻や水草、赤虫、ミミズ、落ちてくる昆虫なども食べます。

割となんにでも食いつくので釣りの対象魚としても人気があります。

オイカワの釣り

川釣りの対象としても人気があります。

餌釣りであれば、一本竿でのウキ釣り、餌は赤虫やミミズで大体は釣れますが、住んでいる環境によっては、そういった虫に食いつかずに練り餌などで釣れる場合もあります。

マス類のように口があまり大きくないので小さめの袖針を使うと釣れやすいです。

フライフィッシングの釣りでもオイカワは人気があります。浅い川に立ちこんで#0~#2番という低番手の柔らかい竿で小さなフライ(ミッジフライ)を使って釣ります。

観賞用の飼育

綺麗な体色をしているので釣り上げた魚をしばしば観賞用として持ち帰る人がいます。

人工の餌(金魚の餌など)で飼育は可能なようですが、急激な温度変化に弱い為、家庭用の水槽など小さな場所では中々長生きしないようです。

名前の由来

オイカワの学名はZacco platypusというらしくこれは日本の雑魚に由来するそうです。綺麗な魚なのにザコなんですね。

他にも地方によって呼び名が違いヤマベ、ハエ、ハヤ、ハイなど呼ばれることがあります。
近畿や九州ではチンマと呼ぶところもあるようです。

ハヤと言うとウグイを想像しますが、カワムツやウグイ、オイカワなどの魚をまとめてハヤと呼ぶところもあります。

食べられる魚?

はい、オイカワは食べられます。
ですが水質のあまりよくないところの魚は美味しくないですし、体にも悪いかもしれないので食べない方が良いかもしれません。

天ぷらや、甘露煮などの調理法が多いですが、中には塩焼きで食べる方もいるようです。

まとめ

オイカワは、人間が住んでいる環境の近くにいるとても綺麗な魚です。

一度見つけるとしばらく見惚れてしまうほどです。(おおげさ)

手軽に遊べる釣りの対象魚としても人気があるので家族で川遊びに行った際などに狙ってみても面白いかもしれません。

もし川でオイカワに会う機会があればこの綺麗な魚を観察してみて下さい。

きっと感動するはずです。(少しは)

今回は以上です。

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