こんにちは、こんばんはnakiです。
夏と言えばテレストリアル、テレストリアルと言えば、ピーコックパラシュートですね。
陸生昆虫の捕食が活発になる夏~の季節はどうしても、ピーコックの出番が多くなります。
今回は夏に活躍するピーコックパラシュートのタイイングを紹介します。
タイイングのポイント
夏の陸生昆虫(甲虫系)のイミテートであれば、少しボリュームを出して巻いていく方が良いと思い、ピーコックハールのフリューが長い部分を使って、ボリュームを出すようにしました。
手返しよく釣りたければ、ピーコックハールを、ピーコックアイに変えて巻けば印象が大分変り、軽い感じのフライになるので試してみて下さい。
タイイング解説
今回使用したマテリアル
- フック:がまかつC12#10~#14(今回は#12)
- スレッド:80ブラック
- ボディ:ピーコックハール
- リブ:オーバルティンセルゴールド
- ハックル:コックネック(ダン)
- ポスト:エアロドライウィング
1、スレッドを下巻きします。
アイから5mmくらい下巻きしておきます。
2、ポストを立てます。
エアロドライウィングを二束切り出して、二つ折りに取り付けます。
ポストを立ち上げて、巻き上げていきます。
(今回はすこし高めに巻き上げました。)
シャンクの残り部分に下巻きしていきます。
3、ボディを作ります。
ゴールドティンセルをシャンクの巻き終わり部分に取り付けます。
次に、ピーコックハールを2本取り付けます。
ピーコックハールを巻く前にハックルをポストに取り付け、スレッドをアイ手前まで巻き戻しておきます。
そうしたら、ピーコックハールをボディいっぱいに巻いていきます。
次に、ゴールドティンセルをハールと逆に螺旋状に巻いていきます。
完了したら、余分をカットして、アイ部分にスレッドを少し巻いておきます。
ハックルを巻く前にポストの後ろ側にスレッドを掛けておきましょう。
4、ハックルを巻きます。
7~8回転ハックルを巻き下ろしていきます。
ヘビーワイヤーのフックで少し重い為、今回は、少し厚めにハックルを巻いてみました。
スレッドを留めて、ポストの長さを調節してカットしたら完成です。
ピーコックパラシュートのバリエーション
アブドメン部分に使うハールをピーコックアイに変えると、雰囲気のガラッと違うフライが作れます。
ピーコックアイの模様の中心部分あたりを1本カットして使います。
ポスト手前まで、ピーコックアイを巻くとこんな感じになります。
後は、ハックルを取り付けて、ソラックス部分をピーコックハールに切り替えて巻いていきます。
これ以降の手順は通常のパラシュートフライと同じで完成します。
このフライの使いどころ
夏のフライ、という印象が強いです。
使える時期の目安は6~9月ごろです。
カナブンのような甲虫が飛んでいるかを目安にすると使いやすいと思います。
長いフリューで巻いたパラシュートは、水が絡みやすくて、少し沈みやすいです。
あまり速い流れで浮かせて使おうとすると、ちょっと苦手なので注意して下さい。
バリエーションの方は、細身に仕上がっているので、流れの速い場所でも割と使えます。
源流部でのイワナ狙いなどで使うと、ハマるとすごく釣れます。
まとめ
夏本番の暑い季節になると、メイフライ系のフライの反応が悪くなってくるときがあります。
そうなると選択肢は、テレストリアルかミッジになってくるのでフライボックスにぜひ入れておきましょう。
イワナや、難しい夏ヤマメの反応が出やすいフライです。
使うマテリアルも少なくて、割と手軽に作れるフライなので、ぜひ作ってみて下さい。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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