こんにちはnakiです。
手返し良く使える、ライズ狙いのフライにCDCダンがあります。
シンプルなマテリアルでフライのイミテーション性を最大限上げて作るこのフライは、ある意味タイイングの基礎が詰まったフライではないでしょうか。(ドヤッ)
なので、今回のタイイング紹介はCDCダン!です。
タイイングのポイント
基本、ダビング材とCDC(あとテイル)だけで作れるフライです。
シンプル故に難しい、奥の深いフライですね。
タイイング解説
今回は初心者の方も使いやすいようCDC多めで巻いてみました。
〔今回使ったマテリアル〕
- フック:マルトd04 #12~#20(今回は#14)
- スレッド:8/0ダークタン
- ウィング:CDC各色(今回はタン)
- ボディ:ダビング材
- テイル:TMCテイルバラッド
1、スレッドを下巻きしていきます
シャンクにスレッドを下巻きします。
糸端は長めにとって、切らずに残しておきます。
2、テイルを取り付けます。
テイル材を2本切り出して、シャンクと同じ位の長さで巻き留めます。
残しておいた糸端のスレッドをテイルの間に通して、折り返します。
そのまま折り返したらシャンクにスレッドで巻き留めます。
(テイルが開きます)
3、ボディとウィングを作ります。
ダビング材をスレッドに撚り付けてシャンクの3/2くらいまで巻いていきます。
CDC2枚のファイバーを毟り取って、シャンクに巻き留めます。
CDCの根本にスレッドを少し巻いて立ち上げ、シャンクの残りの部分をダビング材で巻いていきます。
4、整形します。
ヘッド部分をスレッドで巻きます。
CDCを長さを揃えてカットします。
5、完成
ヘッド部分にセメントを塗って完成です。
このフライの使いどころ
CDCダンは、メイフライの飛ぶ時期であればいつでも使えます。
扇型のウィングが水面を押えて浮くので、羽化して水面で翅を伸ばし始めるカゲロウのようなフライです。
カゲロウの無防備な状態のイミテーションなので、ライズがあるときに手返しよく使いたいフライですね。
こだわったイミテートをしていないフライなので、色のバリエーションがあればどんなメイフライにも合わせることが出来ると思います。
使用時期で言ったら4~9月のライズのある時間ですね。
割とピンポイントを狙っていきたいフライですが、ドリフトでも使いやすいよう、CDCを多めでタイイングしました。
まとめ
CDCダンはライズ狙いで使いたい、メイフライのイミテーションフライです。
テイルの数などをこだわってタイイングしていけば、オリジナルのハッチマッチャ―フライになっていくと思います。
タイイングも簡単で、量産できて使いやすいフライなので、どんどん作ってフライボックスにストックしておいてほしいフライですね。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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