フライフィッシングで使うウェットフライの中でもタイイングしやすくて使いやすいのがソフトハックルです。
中でもオレンジパートリッジと呼ばれるフライは効果も高く使われる頻度も多いので覚えておいた方がお得です。
なので今回は、ソフトハックル、オレンジパートリッジのタイイング方法を紹介していきたいと思います。
【この記事の内容】
ウェットフライタイイングの基礎を紹介します。
ソフトハックル、オレンジパートリッジのタイイング
オレンジパートリッジのボディはシルクフロスと呼ばれるシルク糸の束を巻いていくのが特徴となっています。
また、このフライはボディ部分のマテリアルを色の違うフロスやエルクヘア―などに変えることで色々なバリエーションが作れる便利なフライです。
ボディ部分の作りは他のウィングのついたウェットフライ(シルバーマーチブラウンなど)にも応用できるのでしっかり覚えていきたいところです。
オレンジパートリッジ作り方
ここでは基本的なソフトハックルの作り方を解説してきます。
【使用するマテリアル】
- フライフック#10
- シルクフロス(オレンジ)
- パートリッジハックル
- コパーワイヤー(※今回は使用していません)
1、フックを固定しスレッドを下巻きします。
バイスにフックを固定したらスレッドを下巻きしていきます。次いでシルクフロスを一束、15㎝くらい切り出してフックベンド部分にとりつけます。
※コパーワイヤを使用する場合はこの時、一緒に巻き留めます。
2、シルクフロスを巻いていきます。
シルクフロスをアイに向かって巻いていきます。ポイントは出来るだけ均一の太さに鳴るよう平らに巻いていくことです。丁寧に巻き留めていけば難しくあありません。
アイの手前までフロスを巻いたらスレッドで固定します。
この時にフロスが緩んでしまわないように注意します。
※コパーワイヤを取り付けているときはフロスを巻き留めた後にフロスと逆回転で螺旋状に巻いていき、同じ場所で固定します。
3、ヘッド部分をスレッドで作ります。
アイにフロスと同じ高さぐらいまでスレッドを巻いてヘッド部分を作っていきます。
4、パートリッジを取り付けます。
このフライの一番難しい部分です。
まずパートリッジを選びます。ファイバーの長さがフックシャンクと同じ位のハックルです。
選んだら、ファイバーを逆なでし、先端の使うハックル(約1~2㎝)を残し他の羽部分をすべてむしり取ります。
先端を、ヘッド部分に巻き留めます。
ハックルプライヤーにパートリッジの後端を挟んで巻いていきますが巻く前にハックルのファイバーを折りたたんで一方向に寄せておきます。
大体、2回転くらいハックルを巻いたらスレッドで巻き留めます。
この時のポイントはパートリッジハックルを巻きすぎない事。2回転くらいでパラっと巻くのが、かっこいいフライを作るポイントです。
5、仕上げをして完成です。
しっかりハックルを固定出来たら、ハーフヒッチでスレッドを留めます。
最後にヘッドセメントでスレッドを固めて完成となります。
まとめ
シルクフロスを違うマテリアルに変えるとフライ自体の印象が大分変ってきます。
また、ハックル自体をパトリッジを巻くのではなくウィングとして取り付けるものに変えると違うウェットフライになるなど、簡単なカスタムで色々なバリエーションを作れます。
ソフトハックルフライは、ウェットフライの中でも使いやすく、管理釣り場、渓流など色々な場面で使用できる汎用度の高いフライです。またプレッシャーの高い魚にも効果があるフライなのでぜひとも作り方を覚えて、フライボックスに入れておいていただきたいと思います。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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