エルモンヒラタカゲロウがハッチしているときに使えるフライの一例を紹介していきます。
エルモンヒラタパラシュートのタイイング
タイイングの難易度…★★★
北海道から九州まで生息しているエルモンヒラタカゲロウは羽化期も長くて、5月~7月、9月~11月とシーズン最盛期によく飛ぶカゲロウです。
幼虫の頃は割りと流れの速い場所を好み、棲む場所によって体のかたちが少し変化する虫らしいのでニンフを使う場合は、よく観察した方が良いですね。
成虫になると体調が約11mm程になってお腹が白に挟まれた緑色の模様をしているのが特徴になります。
メイフライに分類されるフライですね。
今回はエルモンヒラタカゲロウをよく使うパラシュートでタイイングする一例を紹介します。
タイイング解説
〔今回使用するマテリアル〕
- フック:TMC100BL (今回のサイズは♯12)
- スレッド:8/0ライトケイヒル(写真に写ってません)
- ボディ:ファインダビング(クリーム、グリーン)
- ポスト:エアロドライウィング
- ハックル:コックネック(クリーム)
- テイル:レモンウッドダック(これも写真に写ってません)
※テイルのウッドダックの羽などの他のフライを巻いた際に余ったハックル類は、使えそうな部分を他に避けて取っておくとテイル材などに使えて少しお得です。
1、スレッドを下巻きしていきます。
2、テイルを取り付けます。
今回はウッドダックのハックルの残りを使用してテイルにしています。
他のフライを巻いた時に、ハックルの一部分だけ使うようなときは、残った使えそうな部分を別に取っておくと経済的です。
3、ポストを取り付けます。
二つ折りに取りつけてスレッドで巻き上げていきます。
4、ボディ部分(アブドメン)を作ります。
クリームのダビング材をスレッドに撚り付けて、テイルから少しだけ巻きます。
次にグリーンのダビング材に切り替えてポストの根本までまいていきます。
5、ハックルを取り付けます。
他のパラシュートフライと同じようにハックルの向きに気をつけて取り付けます。
6、残りのボディ(ソラックス)を巻きます。
ハックルを取り付け終わったら、クリームのダビング材を付けて残りのボディ部分をまいていきます。
ついでにヘッド部分もスレッドで作っておきましょう。
終わったらポストにスレッドを掛けておきます。
7、ハックルを巻き下ろしていきます。
だいたい4~5回転させたらスレッドを根本に巻いてハックルを固定、終わったらヘッド側でハーフヒッチしてスレッドを留めます。
※ウィップフィニッシャーを使ってハックルの根本でスレッドを留めても大丈夫です。
8、ポストをカットして完成!
ヘッドセメントでスレッドを固めておきましょう。
まとめ
エルモンヒラタは渓流でもよく見かけるカゲロウです。
色合いの単調なメイフライの中でこのカゲロウは体に緑が入っているおしゃれな虫だと思います。
こんなフライを自分で巻いてそれで魚が釣れたら面白くありませんか?
フライフィッシングで大事なのは、想像を楽しむことでもあると思います。
カゲロウがハッチするシーンを想像しながらフライを巻いたらきっと楽しいと思います。
色んなタイイングに挑戦して釣りの楽しみを増やしていただければと思います。
今回は以上です。
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