フライで使うフックの種類をまとめてみた。

フライタイイング

フライの釣りに慣れてくるとタイイング、始めたくなりますよね!

一通りタイイングの道具を揃えたら、今度は材料を集めだすわけですが、フックの種類が多すぎです!

フライ一つ取っても使えそうなフックの種類が何種類も…

フックの種類はある程度理解しておいて使いやすいのを使えばいいと思います。

すべてのフックを使いこなすのは中々難しいと思います。最初は色んなフックでタイイングを楽しんでみるのがいいと思います。数を巻いていくうちに釣りで使う頻度が高いフックに落ち着いてくると思います。

まずは、興味津々でいろんなフックにフライを巻いていきましょう。

今回は私が普段タイイングに使っているフライフックを出来るだけ紹介していきます。

【この記事でわかること】

・トラウト用フライフックの種類がある程度わかります。

・各フックの特長と感想を実際に巻いたフライと共に出来るだけ紹介します。

【ドライフライ用フック】

パターンやメーカーごとに様々な形とサイズがあります。私の場合、普段釣りに使うフライは数を巻くのでコスパのいいマルトのフックが多いです。

フックのそれぞれの部位を説明しておくと

  • アイ=フライを結ぶ穴
  • シャンク=フライフックの軸部分
  • ベンド=フックのお尻のカーブ部分
  • フックポイント=針の先端部分
  • ゲイプ=シャンクとフックポイントの間の幅

以上です。

・マルトd04…スタンダードなドライフライ用のフックです。どんなパターンにも使えるので一番、つかいます。迷ったらコレ。フックポイントが少し内側に入っていて、バーブレスですが魚がバレにくい印象です。

・マルトd21…これは、シャンクが少し長いタイプ。大きめのカゲロウのイミテーションを作るときなんかに使います。

・マルトd82…ベンドからフックポイントにかけての角度が鋭角なタイプ。ゲイプ幅がスタンダードに比べると少し狭く、フッキングが良いような気がします。パラシュートパターンに良く使います。

・マルトc46FWBL…フックシャンクが少し丸まっているタイプ。餌釣り用のマス針に似てますね。このタイプはテレストリアルのパターンに良く使います。

・TMC100BL…ティムコのスタンダードなタイプ。ちょっといい目のマテリアルでロイヤルぅなフライを巻くとき使ってます。ロイヤルコーチマンとか。

・バリバスIWI S-2000…マルトを知る前はずっとこれを使ってました。上のd81と比べるとシャンクが短いですね。因みに私がタイイングを始めたときに最初に魚と釣ったフライで使っていたのがこのフックです。思い入れがありますね。

・バリバス2200BL…これまた、バリバスのシャンクが丸まったフック。このフックはワイヤー自体が細くて繊細な感じです。フッキングも良く、テレストリアル系のフライを良く巻いていました。

・バリバス2300、2210…これはミッジフライ用のフック。小指の先ほど小さくてすごくタイイングしずらいです。2210の方はシャンクが少し丸まっています。早春のユスリカのイミテーションなんかで使いますね。

・バリバスIWI F-2000…これも特徴がありますね。シャンクからベンドまでが緩やかでフックポイントまでの角度が急です。岩井さんっぽいです。パラシュート用だと思ったのでパラシュートを巻いてみましたが、残念ながら実践投入はしたことがありません。

・がまかつR10-B…このフックはまた特徴的ですね。シャンクからフックポイントまでがU字を書くようになっています。このフックで良くパラシュートを巻いていましたが、フッキングは抜群でした。ただ、魚が釣れた際にシャンクが顎に密着してフックを外しずらかったのが難点ですかね。

・C12-B…これは、がまかつのヘビーワイヤのフック。テレストリアル、パラシュートに使っていました。少しフックが重たいのでしっかりハックルを巻いて沈まないように作ります。フッキングも良くて使いやすいフックでした。

・R17-3FT…このフックはすごいです。がまかつのナノスムースコートっていう技術でフックがコーティングされているんですが、半端なく刺さります。フライを結び変えているときに不意に指に引っかかっただけでも痛いです。当然、フッキングも良く、あと魚が釣れた際にフックが簡単に外せます、エルクヘア、パラシュートなど色々巻きました。写真はエルクの代わりにCDCを使ったオリジナルフライです。

・B11-BT…これもナノスムースコートのフックです。形はスタンダードですね。

買ったのはいいけどこのフックでまだフライを巻いたことはないです。

【ニンフ・ウェット用】

ニンフ用と書いてあってもドライで使ったりすることもありますが私が良く使うニンフフックもフライとともに紹介します。

・マルトw10…シャンクの短いフックですね。主にソフトハックルなどのウェットフライを作るのに使っています。管釣りなどでよく使うのでいつも何本かストックするようにしていますね。

・マルトw57… 上のフックよりも少しシャンクの長いフックです。ヘアーズイヤーやフェザントテイルなどのニンフフライを巻くのに使っています。

・マルトc41SE…私がニンフでよく使うのはこのフックです。シャンクが長く少し丸みを帯びているのでニンフのタイイングでプロポーションが作りやすいです。割とフッキングも良くて使いやすいフックです。

【その他のフック】

よく使い方のわからないフライフックも中にはあります。

アンブレラフック。随分と特徴的な形をしていると思うのですがどんなフライを巻いたらいいのかいまいち想像がつきません。

これで釣ってみましたが、フッキングがものすごい悪くしっくりきません。

こうでしょうか?これでもフッキングが良くありませんでした。ポッパー用かとも思いましたがフックサイズが小さ過ぎな気がしてます。

実はこれ、フック部分を水中にぶら下げるようにフライを巻くフックだそうです。シャンクにアブドメンを巻くのではなくアイから水平にコックネックなどを使ってアブドメンを作るとバランスが良くなるそうです。

気になる方は試して見てください。

【まとめ】

フライフックは今回紹介したもの以外にも沢山の種類があります。変わったフックを見つけては自分の想像でフライを巻くのも他のいいものです。

釣りをしていくうちにタイイングの傾向が分かってきて使うフックも定まってきたりしますが、最初のうちは色んなフックでフライタイイングに挑戦していただきたいと思います。

変なフックを見つけたらご一報ください。

今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます

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