こんにちわnakiです。
ピーコックソードはピーコックハールに比べてフリューのキラキラ感があって色が鮮やかです。
このピーコックソードを使って鮮やかな色のボディバックを入れることによって「玉虫っぽい」フライを作りました。
エリアトラウト系の釣りでフライらしいフライで魚が釣りたいときなんかに効果的なものだと思います。
今回は玉虫的なテレストリアル系フライのタイイングを紹介します。
※夏場の源流イワナなんかにも使えそうなフライです。(試してないので分かりません)
基本はパラビートルです。
使うマテリアルの種類と組み合わせを替えているだけでパラビートルと基本は変わりません。
タイイング自体は複雑ではないので簡単に作ることが出来ると思います。
このフライのタイイング解説
ポイントはピーコックソードの色合いを有効に使うことです。
〔使用したマテリアル〕
- フック:がまかつR182W2HT#12
- スレッド:8/0ブラック
- アブドメン:フェザントテール、ゴールドワイヤー
- ボディバック:ピーコックソード
- ソラックス:ピーコックソード
- ポスト:エアロドライウィング
- ハックル:コックネックブラック
フックをバイスにセットします。
今回はがまかつのエリア用のフックを使用しています。
ワイヤーが太く、マテリアルの巻く量が少なめでもある程度ボディに存在感が出ることを狙いました。
下巻き、ハックルポストを作ります。
スレッドをフックにかけていきます。
がまかつのナノスムースコートのフックはスレッドがつるつる滑るので巻き始めの場所に瞬間接着剤などで固定したほうがいいかもしれません。
シャンクの3/1くらいの場所にハックルポストになるエアロドライウィングを巻き留めます。
※エアロドライウィングは4束で一巻きになっていますが今回はその中の2束を切り出して使います。
取り付けたエアロドライウィングを立ち上げます。
ドライウィングを指で引っ張りつつ根元からスレッドを巻き上げてポストを作っていきます。
大体5㎜くらい。
出来たらシャンクの後端までスレッドを巻いていきます。
アブドメンを作ります。
まずシャンクの一番後ろ側にゴールドワイヤーを巻き留めます。
これはマテリアルの補強が主な目的なので細くてかまいません。
フックシャンクの下側に取り付けます。
次にピーコックソードを7~8本切り出して根本側をフックに巻き留めます。
ピーコックソードはシャンクの上側に取り付けます。
更に、フェザントテイルを今度は5~6本切り出して先端側をフックに巻き留めます。
そしたらフェザントテイルをはっくるポストの根本まで巻いていきます。
取り付けたフェザントテイルは短いと巻きにくいです。
バラけないように気を付けながら巻きます。
次に、最初に取り付けたゴールドワイヤーをフェザントテイルと逆向きに4回転ぐらい巻いてポストの根本で巻き留めます。
ワイヤーを巻き留めて余分なところをカットしたら、取り付けておいたピーコックソードを折り返してボディバックを作ります。
フリューが揃うように気を付けながら、これもハックルポストの根本で巻き留めます。
これでアブドメンが完成です。
ハックルを取り付けます。
ソラックスを作る前にハックルをポストに巻き留めておきます。
巻き留めるハックルのファイバーの長さは通常のパラシュートフライと同じ選び方でOKです。
ハックルを巻き留めたら下側の余分なところをカットしておきます。
ソラックスを作ります。
ピーコックソードを3本ぐらい切り出してアブドメンの巻き終わり部分に巻き留めます。
ピーコックソードをアイ手前まで巻いてスレッドで留めます。
しっかり固定したら余分をカットして少しだけアイのところにスレッドを巻いてヘッドも作っておきます。
出来たらスレッドをフリューを踏まないように気を付けながらハックルポストの根本にかけておきます。
ハックルを巻きます。
取り付けておいたハックルをファイバーの向きがなるべく揃うように気を付けながら巻いていきます。
大体6~7回転くらい。
このフライ、水を吸うと重くなりがちなので少し厚めにハックルを巻きました。
ハックルが巻けたらポストの根本にスレッドを3回巻いてハックルを固定します。
そうしたらスレッドをヘッド側に持ってきてハーフヒッチで留めます。(ポストの根本にウィップフィニッシャーでもOK)
完成
余分なハックルとポストをカットします。
ヘッドセメントで巻き留めた部分を固めたら完成です。
フライを上から見るとこんな感じ。
ピーコックソードのキラメキが映えます。
下から見るとこんな感じ。
フェザントテイルとピーコックソードの色差がより虫っぽい感じかなと。
どんな感じに使うフライ?
渓流で使う場合は夏~シーズンラストまで使えると思います。
通常のドライフライ同様流れに自然に流してやればOKです。
ポンドタイプの管理釣り場の場合、水質が濁り目の時はコーナーなどの水が止まっていて魚が溜まっているようなところに投げると効果的です。
水が澄んでいる池の場合は水車や流れ込みの流れの周りや、やはりコーナー付近で水が止まっている場所でも使えます。
ポンドタイプの場合、池の中心付近に投げると反応が少し良くない感じがするので、コーナーや流れ込み付近で使うのが良いと思います。
まとめ
今回はピーコックソードを使って玉虫のようなフライをタイイングしました。
夏から秋にかけてのテレストリアルシーズンと禁漁を迎えた後にエリアトラウトでも関東の場合だと11月中旬くらいまで使えるフライだと思います。
基本的にパラビートルのタイイング方法と一緒で作り方は難しくありません。
テレストリアルのバリエーションとしてフライボックスに入れておくとキレイなのでボックスも映えると思います。
興味があれば作ってみてください。
今回は以上です。
いつも読んできただきありがとうございます。
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