夏~秋にかけての渓流フライではテレストリアルが活躍します。
真夏はメイフライのハッチが少ないし秋になっても小型のものが多いです。
代わりに陸上では色んな昆虫が飛びまわっていますね。
川の上流で水量や水温の変化によって捕食できる水性昆虫の数が減ると渓流魚にとっては死活問題。
好き嫌いせずに水面に落ちてくるものも食べていかないと飢えてしまいます。
今回はそんな夏~秋の渓流魚を惑わす使いやすいフライパターンを3つ紹介します。
テレストリアル3選
おすすめのテレストリアルフライパターンは、
- イワイイワナ
- パラビートル
- EDWバックパラ(勝手に名前付けました)
です。
それぞれのフライについて以下に詳しく説明します。
イワイイワナ
言わずと知れた渓流テレストリアルの定番フライ。
特定の虫をイミテーションしていないフライパターンだがピーコックとフロスが巻かれた半沈ボディは水中で妖しく煌めき渓流魚たちを惑わすに違いありません。
※イワイイワナのタイイング方法はこちら
パラビートル
こちらも割りと定番のフライです。
発泡フォームによって表現された虫の背中部分の浮力も高く、川に流される甲虫を見事に再現します。
※パラビートルのタイイング方法はこちら
EDWバックパラ
実はこれがnakiのイチオシフライです。
EDWはエアロドライウィングのことで、ボディに巻かれたピーコックの上に黒いエアロドライウィングを全面に被せてあります。
構造がパラビートルと似ていますがボディにはピーコックアイを使い色合いを複雑にし、被せるのはエアロドライウィングという繊維なので細身で浮力の高いフライが出来上がります。
黒いエアロドライウィングから少しだけ覗くピーコックアイの微妙な色合いが渓流魚を悩殺します。
※EDWバックパラのタイイング方法はこちら
禁漁以降も使えたりします。
9月末の禁漁期、特に関東より南ではまだまだ気温の高めの日々が続きます。
目立つ大型のカゲロウがハッチしにくい秋のシーズンでは、ある程度気温が下がってくるまで陸生昆虫が活発に動くので渓流魚の捕食対象もテレストリアル系であると考えられます。
テレストリアルと言っても秋の昆虫は真夏の大型の物よりも少し小型のものが多くなるのでフライも細身のシルエットや小型のもの(一部のをのぞいて)が良く釣れるような気がします。
禁漁期を迎えるころには渓流魚も産卵に向けての荒食いがあったりするので、より目立つテレストリアルフライに反応するのかもしれません。
禁漁期以降のエリアフィッシングなどにもしばらくの間は、ある程度効果が期待できるフライです。
まとめ
テレストリアル系のフライは夏~秋にかけて釣果が期待できるフライです。
秋になってくるとカゲロウなどの水生昆虫があまり大型のものが羽化しなくなります。
気温も下がり夏の間バテ気味だった渓流魚たちも産卵に向けて沢山の餌を捕食しなくてはいけないので、そんなときに目立つ餌になるようなものが流れてくれば必ず食いつくはずです。
ある程度気温が下がって虫の鳴き声が聞こえなくなるまでテレストリアルフライは有効に使うことが出来るフライなのでぜひ、フライボックスに準備しておくことをおすすめします。
今回は以上です。
いつも読んでくださりありがとうございます。
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