メイフライ、グリズリーウルフ(改)のタイイング

フライタイイング

タイイングの難易度…★★★

ウルフパターンというフライがあります。

ウィングとテイルに獸毛を使うのが特徴ですが、これは管理人が使いやすいよう改造したため、グリズリーウルフ(改)です。

アブドメンにフロスが巻かれているのは本家と変わりませんが、ウィングとテイルを人工素材のマテリアルに変更しています。

タイイングのポイント

他のスタンダードパターンと違ってダビング材ではなくフロスを使うので、細身に巻く際はフロスを巻きすぎないように注意です。

巻きすぎると釣りに使ったときに水が絡んでフライが重くなるので沈みやすくなります。

ボディを太めに巻くと存在感がでるので、その時はエルクヘアなどの浮力のあるマテリアルとハックルを厚目にまくといいと思います。

タイイング解説

〔今回使用するマテリアル〕

  • フック:TMC100BL
  • スレッド:8/0グレー
  • フロス:ユニナイロンフロス イエロー
  • ハックル:コックネック ブラウン、グリズリー
  • ウィング:エアロドライウィング
  • テイル:TMCスピナーテイル

※本来は、ウィングはカーフテイル、テイルはムースメーン等を使いますが今回はアレンジです。

1、スレッドを下巻きします。

毎回することですが、マテリアルを滑らなくしたりするために大事な作業なので、シャンクいっぱいに丁寧に巻いていきます。

2、テイルを取り付けます。

シャンクと同じくらいの長さになるよう取り付けます。

3、フロスを取り付けます。

巻きやすい適当な長さにフロスを二本切り出してフックに取り付けます。

テイルと一緒にシャンクの真ん中くらいまで巻いて固定します。

4、ウィングを取り付けます。

今回はエアロドライウィングを使っています。

二束をシャンクの長さで巻き留め、余った後ろ部分おカットします。

ウィングを二つに分けて根本に八の字にスレッドを巻いて羽っぽさを出します。

5、フロスを巻いていきます。

ウィングの根本までまいて、留めます。

※フロスをあまり巻きすぎると水が絡んで沈みやすくなります、下地が隠れるくらいにサラッと巻きましょう。

6、ハックルを巻いていきます。

二枚とも巻いたときファイバーが同じ向きになるように取りつけて一枚づつ巻いていきます。

二枚目は一枚目に重ならないように巻いていきます。

それぞれハックルを留めたらヘッド部分をスレッドで巻いておきます。

7、ハーフヒッチをして完成です。

ヘッドセメントでスレッドを固めておきましょう。

グリズリーウルフの使いどころ

このフライ、括りとしてはメイフライなのでカゲロウをイミテートしているものと思われますが、出身が海外のため日本のカゲロウに当てはまる虫はいないかもしれません。

シルエットは他のスタンダードパターンと余り変わらないので日本のメイフライと使いどころとしては一緒でしょう。

サイズ感は気を付けたいところです。

ちなみに管理人は4月の埼玉の管理釣り場でこのフライを使ってイワナを爆釣した経験があります。(たまたまかもしれません!)

まとめ

このフライは管理人が日本の渓流向けにアレンジをしています。

他にも、フロスの色やハックルの色を変えれば新しいオリジナルフライの出来上りです。

フックサイズとプロポーションさえ気を付けていれば大体の魚は釣れるので興味のある方はタイイングにチャレンジしてみてください。

今回はグリズリーウルフのアレンジ版をタイイングしましたが、オリジナル版もいずれアップする予定です。

今回は以上です。

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