タイイングの難易度…★★
おもいっきり毛虫なフライが出てきました。
名をグリフィスナットと申します。
小さめに巻くのが多いフライで、色んな使い方が出来るので、ミッジサイズも揃えて常備しておきたいフライです。
タイイングのポイント
小さめのフックを使うことが多いのでゆっくり丁寧にまいていきます。
使うとピーコックハールはピーコックアイ手前位に生えているのを使うとフリューが丸まっていて、コロンとしたフライに仕上がります。
ポストなどの目印は、用途に合わせて付ける付けないを分けるといいと思います。
タイイング解説
〔今回使用するマテリアル〕
- フック:マルトd04(サイズは#16)
- スレッド:8/0ブラック
- ボディ:ピーコックハール
- ボディハックル:コックネック(グリズリー)
- テイル、ポスト:エアロドライウィング(なくてもOKです)
テイルと、ポスト部分は特につけなくてもOKですが、ドライで使う場合、あった方が見やすいです。
1、スレッドに下巻きをします。
2、テイルとポストを取り付けます。
テイルは付ける場合はシャンクの長さくらい。
ポストは、アイのすぐ手前にパラシュートと同じ要領で取り付けます。
3、ポーコックハールとコックネックを取り付けます。
4、ピーコックハールから巻いていきます。
アイの直前までハールを巻いたら、スレッドで固定しておきます。
※つかうピーコックハールはピーコックアイに近いほどフリューが長く、下に行くほど短くなります。作りたいプロポーションで使い分けましょう。
5、ハックルを巻いていきます。
先に巻いたピーコックハールを踏みつけたり、つぶしたりしないように、螺旋状にハックルを巻いていきます。
巻き終わったら、スレッドで固定しておきます。
6、スレッドを留めて、ポストをカットすれば完成です。
アイ側ハーフヒッチをします。
ポストもハックルを切らない位置でカットします。
ミッジやウェットとしても使えます。
通常のドライフライのほかに、目立ったハッチがなく小さめ虫にしか反応しに時に、小さめのフックに、このグリフィスナット使うと効果的です。
ミッジで使うときは、#18~の小さいフックにタイイングしましょう。
ウェットフライとしても効果的です。
実際に釣りをしていると、フライが段々と水を吸って浮かなくなってきます。ドライフライに反応が悪い場合、フロータントなどを使わずそのままの状態で沈めて釣っても面白いかもしれません。
ウェットフライとして使う場合はフックは若干大きくても大丈夫です。
後、テイルとポストも、沈めて使う場合は付けないでおくほうが、後々便利です。
オイカワのフライフィッシングにも効果的
オイカワは雑食性の魚です。陸生の毛虫のようなこのフライは、ひょんなことから川に落ちて魚に食われます。
オイカワも例外ではないので、身近にいる模様の綺麗な魚を狙う場合はこのフライもボックスにしまっておくことをおすすめします。
その際のフックサイズは#18~くらいの小さめのフックにタイイングした方が良いです。(オイカワは口が小さいので)
まとめ
グリフィスナットは簡単にタイイング出来て汎用性の高いフライです。
少し見えずらい時もありますが、ドライフライの場合はポストを付けるなどして対応しましょう。
ミッジフライとしての効果も高いので小さいフックでも作っておいた方が、いざというとき便利です。
ウェットで使う場合は、フリーフォール&微リトリーブで効果大です。
ぜひ参考にして下さい。
今回は以上です。
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