夏のウェットフライ、レッド・ティップ・ガバナー

ウェットフライ

こんにちわ、こんばんわnakiです。

レッドティップガバナーと言うフライがあります。
テレストリアルのウェットフライと呼ばれるフライで結構有名なパターンだそうです。

確かに、ボリュームのあるピーコックのボディに赤いフロスが巻いてあるとテレストリアル感があるような気がします。

今回はレッドティップガバナーについて紹介します。

夏のイワナ狙いに

夏の源流でイワナを狙うようなとき、ドライフライで反応が悪ければフライを沈める作戦に出ることってあると思います。
そんな時、陸生昆虫が水中でもまれるような様をイミテーションできるフライとして使えるのがこのレッドティップガバナーだと思います。

昆虫が流されるように自然に流れに乗せるか、ダウンクロス(斜め下流)にフライを落として流れを横切らせるように使います。

赤いフロスで巻かれたタグがアクセントの虫っぽいやつ。

ぜひ使ってみてください。

タイイング方法を紹介します。

とりあえず、見よう見まねでタイイングしてみたので紹介していきます。

今回使用したマテリアル

  • フック:TMC3781SPBL#10(#6~#12くらいであればいいようです。)
  • スレッド:8/0ブラック
  • タグ:レッドフロス
  • リブ:オーバルティンセル ゴールド
  • ボディ:ピーコックハール
  • レッグ:コックネックブラウン
  • ウィング:ターキークイル

1、スレッドを下巻き

アイ側にウィングを取り付けるスペースを空けてスレッドをシャンクいっぱいに下巻きしていきます。

2、タグを取り付けます。

テイルの代わりに巻くアピールマークをタグと言うみたいです。

レッドフロスを取り付けます。

数ミリ巻いてスレッドで巻き留めます。

3、ボディを作ります。

まず、オーバルティンセルを取り付け、
ピーコックハールを取り付けます。

ピーコックハールをスレッドを巻き始めた位置くらいまで巻いていきます。

次にティンセルを4~5回転くらい巻いて留めます。
余分をカットしてボディが完成です。

4、レッグを作ります。

コックネックを取り付けます。
スタンダードフライの要領で、3回転ぐらい巻きます。

巻いたファイバーを指で下側に押さえつけて、ハックルの根本にスレッドを巻いていきます。

すると、こんな感じでレッグが出来上がります。

5、ウィングを取り付けます。

ターキークイルをフックのゲイプ幅くらいで左右それぞれ切り出します。

切り出したウィングを、左右揃えて綺麗に取り付けられるよう、指でシゴいて整形します。取り付けるウィングの長さは、フックシャンクより少し長めにすると見た目が良いと思います。

ウィングを左手に持ち替えて、巻き留める部分をしっかり指で押さえながらスレッドを掛けていきます。
最初はゆるく巻いて、後半しっかり巻き留めるのがポイントです。

ウィングが取り付け出来たら、余分をカットして、ヘッド部分をスレッドで巻いていきます。

6、仕上げ

ウィングが傾いていないかなど確認して、必要があれば修正します。

問題なければ、ウィップフィニッシャーでスレッドを留めて、ヘッドセメントをたっぷりヘッドに付けます。

これで完成です。

まとめ

渓流のイワナを狙うフライはコントラストがあってアピール度の高いフライが効果があるような気がします。
もちろん、魚のプレッシャーや食い気によって変わってくるとは思いますが…

今回紹介したレッドティップガバナーも色合い的にコントラストがあって、岩陰に隠れていたイワナが思わず反応してしまうフライなのかもしれません。

ドライフライが渋い時は効果の出やすいフライなので、ぜひ挑戦してみてください。

今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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