冬の渓流でも魚が出るドライフライ

フライタイイング

冬の管理釣り場、しかも渓流で水面で魚を釣りたい方におすすめする記事です。

冬の渓流は気温も水温も低くさすがに魚の活性も下がります。
目立つ水性昆虫の羽化も止まり水量も減って静かな印象になりますね。

そんな中、どうしてもドライフライで魚を釣りたい方たちが世の中にはいます。
さて、皆さんはなにを使っているのでしょう?

冬の渓流で使うフライ

そんな人たちが何を使っているかと言うと、小指の先ほどの小さなフライ、そう、ミッジフライです。

冬の渓流でも日の当たる時間帯で水温が少しでも上がってくるとユスリカやショウジョウバエなどの極小の昆虫が羽化を始めます。
ユスリカは水温が5度以上あれば活動できます。

あまり動かなくなる冬でも何も食べなければ魚も飢えてしまいます。
餌が少なくなる冬の渓流において、渓流魚たちはこういった小さな虫を食べれる時に食べていかなければなりません。
なので冬のドライフライではこういった小さな虫を模したものを使って釣りをしていきます。

※渓流(ストリーム)の場合です。池(ポンド)など止水の場所は基本的に渓流より水温が上がりやすいので違った切り口があります。

小さなフライを簡単に巻く

#30サイズのフックに巻いたミッジ

ミッジフライをしっかり作ろうと思うとフックが小さくて大変です。

ロストした時のことも考えると幾つか作っておきたい所なのでポイントだけ押さえて簡易的に巻いていきます。

使うマテリアルは

  • フック:バリバス2300#30
  • スレッド:8/0ブラック
  • CDC:ライトメロウ

のみです。(CDCの色は見えれば何でも)

バイスにフックをセット

フックがすごく小さいので落とさないよう注意です。
床の色によっては落とすと見えなくなります。ケガの元になるので…

少しだけスレッドを巻きます

フックの先端部分にスレッドを掛けて少しだけ巻きます。

CDCを付けます

CDCのファイバーを数本むしり取って、根本側を前にフックに巻き留めます。
根本側のはみ出た部分をカットして、スレッドをアイ側に巻き戻していきます。

次に、後ろkに飛び出しているCDCを前側に折り返してスレッドで巻き留めます。
これがシャックのようにも羽のようにも見えるのではないかと実は期待しています。

アイ側の根本にスレッドを数回巻いてCDCを立ち上げます。

完成

スレッドを留めて完成です。
ほつれないようにヘッドセメントを付けておきましょう。

CDCは釣りの現場で適せんカットします。
使うまでCDCが長いままの方がボックスから取り出すときに取り出しやすいかなと。

ティペットは極細で

フライが小さいのでティペットが太いとラインにフライが引っ張られて自然に流れにくいです。
あと、フライの結び目が目立ちます。

#30前後のフックには8.5~9xぐらいのティペットを使うのがいいかと思います。

慣れないとすぐ切れてしまうのでアワセるときは慎重に。

まとめ

冬の渓流でも日が当たって水温が多少上がれば小さな昆虫のハッチでライズが起こります。
そんな時を狙ってミッジフライを投げればきっと魚は釣れると思います。

冬が明けたシーズン初期の渓流でもミッジフライは活躍するので今のうちに作っておきましょう。

今回は以上です。
いつも読んでいただきありがとうございます。

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