フライタイイングの初心者におすすめのフライ3選

タイイング入門

フライタイイングを始めようとショップに行くと、とてつもない数のマテリアルや道具に面食らってしまうことと思います。それぞれのフライで使われるマテリアルは限られているのですが、どのマテリアルを選んだらいいかも迷ってしましますよね?

今回はフライタイイングを始めたばかりの方が最初に作るのにおすすめのフライを3つ、使うツール、ポイントを交えて紹介します。

【この記事の内容】

・フライタイイング初心者の方に最初に作るおすすめフライを3つ紹介します。

※ バイスやスレッドなど、どのフライを作るときも共通で使うものは省略しています。

タイイング初心者におすすめフライ3選

フライタイイングを始めたばかりのころだと、手持ちのマテリアルも少なくどの材料でどんなフライが作れるのかも不鮮明だと思います。今回は使うマテリアルも少なく、割と簡単に作れるフライを紹介します。

1.エルクヘアカディス

ドライフライの代名詞です。エルク(鹿)の毛を使ったカディス(トビケラ)のイミテーションでエルクヘアカディスです。とても汎用性が高く出番の多いフライで最初に覚えてもらいたいフライの一つです。コツさえ覚えればタイイングもそんなに難しくありません。使うツールとマテリアルを以下に紹介します。

〔ツール〕

  • ハックルプライヤー
  • ヘアスタッカー
  • ハーフヒッチャー

〔マテリアル〕

  • ダビング材
  • コックネックハックル
  • エルクヘア

このフライのポイントは、ボディ部分のハックルとエルクヘアの長さ、量です。

ボディハックルは4、5回転ほどにあまり密にならないように巻きます。エルクヘアはフックベンドから少しはみ出るくらいの長さがプロポーション的に良いです。エルクの量は人によって差が出る部分ですが、個人的には プロポーション的にかっこよく仕上がるし、スレッドで留める際にズレにくい為、少なめに巻いた方がおススメです。

2、パラシュートフライ

こちらも代表的なフライです。視認性が良く使用頻度の高いフライです。また、ポストを作ってハックルを水平に巻くため、土台をしっかり作る必要があるためタイイングのいい練習になります。

〔ツール〕

  • ハックルプライヤー
  • ハーフヒッチャー

〔マテリアル〕

  • ダビング材
  • コックネックハックル
  • ポスト材

パラシュートをタイイングするときのポイントは水平に巻かれているハックルです。ハックルを巻くためにはポスト材をフックにしっかり固定し、巻くための軸を作る必要があります。またハックルを巻く際もファイバーがバラケないよう一定の方向で巻くことがポイントとなります。

3、ソフトハックル

ウェットフライと呼ばれる水中に沈めて使うフライです。ドライフライで釣れないときの救世主です。やはり使用頻度も高いフライなので、常にフライボックスに入れておきたいフライです。使うマテリアルも少なくポイントを押えれば簡単にタイイングできるフライなのでぜひ挑戦してください。

〔ツール〕

  • ハックルプライヤー
  • ハーフヒッチャー

〔マテリアル〕

  • シルクフロス
  • パートリッジ

〔作り方〕

  1. フックにスレッドを下巻きしシルクフロス一束を切り出しフックベンド側に取り付けます。
  2. スレッドをアイ手前まで巻き戻しフロスを巻いていきます。
  3. この時、フロスをスレッドと逆回転に平らになるよう巻いていきます。
  4. 次にパートリッジです。羽を一枚取り出し先端部分を残しファイバーを逆なでます。
  5. 逆なでたハックルをストークから半分にカットします。
  6. 先端部分をフロスの巻き終わり部分に留め、ハックルプライヤーで3回転ほどパラッと巻いていきます。
  7. スレッドでパートリッジを固定し完成です。

パートリッジを巻きすぎるとボテッとした見た目になってしまうため軽く巻くのがポイントです。オレンジのシルクフロスを目立たせたいのでここを一番丁寧に、平らに巻きます。

このフライは、どの釣り場でも、シーズンも割と関係なく使えるフライです。タイイング方法をしっかり習得してフライボックスに在庫しておきましょう。

まとめ

おすすめフライ3選、いかがだったでしょうか?

他にもタイイングしやすいフライはありますが、練習の意味も含め今回のチョイスとなりました。タイイングは数をこなすことでうまくなっていきますので、最初は少し不格好でも完成させることが大事だと思います。

基本のフライを沢山タイイングしてスキルを上げ、色んなフライパターンに挑戦していただきたいと思います。

今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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