スカッドのフライタイイング方法

ニンフフライ

こんにちわ、こんばんは、nakiです。

スカッドって知ってますか?
エビの仲間で「ヨコエビ」と呼ばれるやつです。
砂浜を掘っていると、指を何かに噛まれたような感覚があった時よく見るといるアレです。

実は渓流の源流部~海水性のものまで分布していて、渓流魚の捕食対象でもあります。

今回は、「スカッド」のタイイングについて紹介します。

スカッド、エビの仲間です。

あまりなじみがない水生昆虫ですが、エビの仲間として、川に生息しています。

当然のことながら渓流魚の捕食対象になるのでフライを作っていきたいと思います。

年間を通して、水中に生息していますが、繁殖期である3~6月と9~11月に活動が活発になると思われます。
このタイミングで使うと効果的なフライかもしれませんね。

タイイング解説

今回のスカッドは、前回のカディスラーバのタイイングに似ていますが、レッグ部分をなくしてダビング材を最後に掻き出すという工程が出てきます。

今回使用したマテリアル

  • フック:マルト c46FWBL#12(#12~#16くらいのサイズ感)
  • スレッド:8/0キャメル
  • ボディ:ヘアーズイヤー各色
  • オーバーボディ:フライフィルム(ビニール袋で代用可)
  • ウェイト:レッドワイヤー(2.0)

1、スレッドをフックにかけて下巻きしていきます。

シャンクの3/1くらいまで。

レッドワイヤーを取り付けて、シャンクいっぱいくらいまで巻いていきます。

レッドワイヤーを巻いたら、スレッドでしっかり固定し、ゲイプの中間くらいまでスレッドを下巻きしていきます。

2、ボディを作ります。

フライフィルムを取り付けます。
※フライフィルムはそのままだと幅が広いので、今回は半分に切って使用しています。
※フライフィルムがなければ、半透明のビニール袋を4~5㎜幅に切って、マジックでまだらに黒く塗っても使えます。

そうしたら、ダビング材(ヘアーズイヤー)をスレッドにたっぷり撚り付けて巻いていきます。

ボディにヘアーズイヤーをダビングする際に、フライフィルムの後ろ側にも数回転、ダビングしておきます。(写真参照)

レッドワイヤーを覆うくらいまでダイビングしていきます。

付けておいたフライフィルムを折り返してダビング材の終わり部分で留めます。

これでボディ部分は完成です。

3、ソラックス、ヘッド部分を作ります。

まず、ソラックスにあたる部分にヘアーズイヤー(割と何色でもよい)をダビングします。

写真のようにダビングしたら、ヘッド部分にスレッドを少し巻いていきます。

4、仕上げ

ニードルを使って、そこ部分のダビング材を掻き出します。
これがレッグになります。

ヘッドセメントでヘッドを固めたら、出来上がりです。

まとめ

カディスラーバにも似ているので、マテリアルの色を変えると、カディスラーバとして使えるかもしれません。

〔合わせて読んでもらいたい記事〕

・カディスラーバのフライタイイング

また、、単にヨコエビと言っても、生息する地域や環境によって生態も変化するようです。
発行する個体なんかもいるようなので、蓄光材の入ったマテリアルなんかでタイイングするのも面白いかもしれません。

タイイング自体もそんなに難しくはないので、フライボックスの隙間を埋める汎用フライとしておすすめできますね。
興味のある方は試しにタイイングしてみてください。

今回は以上です。
最後まで読んできただき、ありがとうございます。

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