
こんにちわnakiです。
ウィッグルボディのフライを作ってみました。
wiggle=動かす、揺らす
なんて意味があるそうです。
そんなこんなで胴体が2分されているフライなわけです。
このフライの最大の特長はアブドメンとソラックスが分かれていることです。
少しタイイングが面倒なのですが今回はこのフライのタイイングについて紹介していきます。
攻めのニンフフライです。
アブドメンがフライフックと別れてプラプラしています。
なのでこれを使って魚を誘うことが出来るルアー的なニンフフライです。
まるで水中を泳ぐニンフのようにリトリーブとロッドアクションで魚を誘えば爆釣必至。
普通のニンフに飽きたらぜひ使ってみてください。
ウィッグルニンフのタイイング
今回のフライは基本的にフェザントテイル仕様でタイイングします。
アブドメンを別に作ってソラックスを作るときに合体させます。
使うマテリアルを変えていけばバリエーションを作れます。
〔今回使用したマテリアル〕

【アブドメン】
- ウィッグルシャンク
- 8/0スレッドダークブラウン
- フェザントテイル
- コパーワイヤー
※ウィッグルシャンクがない場合は手芸屋さんなんかでも似た材料を手に入れることが出来ます。
もしくはステンレスワイヤーかピアノ線を整形して使います。
【ソラックス】
- マルトW10フック#14(ウェット用ショートシャンクフック)
- 8/0スレッドダークブラウン
- モノコード(使い古しのリーダー)
- フェザントテイル
- オーストリッチ
アブドメンを作ります。

まずはフライのお尻部分を作ります。
ウィッグルシャンクをバイスに挟みます。

固定したシャンクにスレッドを下巻きしていきます。
シャンクは長いのでボディを巻く長さを決めてそこまで下巻きします。(ボディの長さはフックサイズによって変わるのでバランスを見てください)

コパーワイヤーを取り付けます。

次にフェザントテイルを3本切り出してテイルを取り付けます。
テイルの長さはアブドメンと同じ位です。

更に数本フェザントテイルを切り出して今度は先端側をシャンクに巻き留めます。
これを巻いてアブドメンを作ります。

シャンクいっぱいに巻いてスレッドで留めます。

次に、最初に巻き留めたコパーワイヤーをフェザントテイルを巻いたのと逆回転で巻いていきます。
大体4回転くらい。
で、同じ位置で巻き留めて余分をカットしておきます。

しっかりマテリアルを巻き留めたら、ハーフヒッチでスレッドを留めます。
ヘッドセメントを使ってスレッドを留めた部分とテイルの根本(アブドメンの後端部分)も固めておきます。
この後、バイスからシャンクを外して余ったシャンク部分をペンチなどで切り取ります。
※テイルの根本を固めるのはシャンクの余分をカットした時にマテリアルがバラけない為ですが、正直どれだけ効果があるかは分かりません。

こんな感じにアブドメンが完成しました。
ソラックスを作ります。

まずはフックをバイスにセットして下巻きしていきます。

はい!
この時点で、先ほど作ったアブドメンをフックに合体させます。
今回使ったのは前回の釣行で使ったリーダー(7x)のバット部分です。

リーダーを適当な長さに切ってアブドメンを通して二つ折りにし、フックシャンクに重ならないよう真っ直ぐに巻いて固定していきます。
固定出来たら、余ったリーダーはカットします。

次にフックシャンク後端にオーストリッチを取り付けて巻いていきます。
これはギル(アブドメンとソラックスの間の産毛)のつもりです。

こんな感じ。

そしたらまた、フェザントテイルを数本切り出して、ウィングケースになる部分を取り付けます。
※折り返して裏側を見せるので表側を上になるよう取り付けます。

ウィングケースは取り敢えず置いておきます。
更に数本フェザントテイルを切り出して取り付け巻いていきます。
※巻き余った先端をそのままレッグとして使うの巻く長さを予想して取り付けましょう。

後に取り付けたフェザントテイルをアイから1~2㎜離れたところまで巻いていきます。
巻き終たらスレッドで留めて、余った先端部分を左右に分けておきます。

ここでウィングケースを折り返してアイ部分に巻き留めます。
この時ウィングケースが曲がらないように注意します。

少しスレッドを巻いてウィングケースを固定したら余分なフェザントテイルをカットしておきます。
完成

ヘッドを、バランスとレッグの位置を調節しながら巻いてスレッドをフィニッシュします。
最後にヘッドセメントでスレッドを固めたら完成です。

前から見るとこんな感じです。
ウィッグルニンフのバリエーション


これはソラックス部分をピーコックに変えました。
良く使うフェザントテイルのニンフに多いパターンだと思います。


これはアブドメンもピーコックのパターン。
ニンフのイミテーションと言うよりかファンシーな感じですかね。
全身キラキラ動くのでアピール度抜群だと思います。
まとめ
今回のフライはウィッグルと言って胴体が二つに分かれているフライを作りました。
ルアーではよく見かける形状ですがフライだと中々ないパターンだと思います。
アブドメンがフックシャンクに固定されていないことで水中で自由に揺らめくのでアクションを付けて魚を誘うことが出来る「ルアー的なフライ」です。
ロッドアクションやリトリーブで水中で自由に泳ぎ回るこの毛鉤を見て、フライにスレた魚も思わず食いつくはず。
2つに分かれているのでタイイングは少し面倒ですが、いつも使っているフライに飽きてきたらこんなフライを使って魚を狙ってみるのも面白いのではないのでしょうか?
ぜひ、作ってみてください。
今回は以上です。
いつも読んでいただきありがとうございます。
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