逆さ毛鉤の作り方!同じ材料でフライも作って見た!

フライタイイング

こんにちはーnakiです。

テンカラで使う毛鉤に逆さ毛鉤と言うのがあります。

特徴が名前に出ていますがフライで言うところのハックルがひっくり返ったように逆立って巻かれている毛鉤です。

今回はこの逆さ毛鉤の作り方と同じ材料で作ったフライとどんな風に違ってくるのか書いていきます。

逆さ毛鉤は汎用度の高い毛鉤です!

なんだか溺れたようなシルエットをした逆さ毛鉤ですが、水面をただ流すだけでなく色んな使い方が出来ます。

乾いた状態で使えば水面を溺れる虫のごとく、濡れて沈めば水中を流される虫のようにも見えるのでしょう。

さらに糸を引いて毛鉤にアクションをつけてさかなを誘うことも出来ます。

いずれにしてもフライのロングドリフトのように長時間川を流すのではなく、手返しの良さが決め手になる毛鉤です。

フライのように精巧に作るよりシルエットを重視して巻きたいところですね!

逆さ毛鉤の作り方

※フライと違って頭から巻いていきます。

使う材料はとてもシンプルで巻き方もそこまで複雑ではありません。

テンカラのベテランの方達の中には道具を使わずに手に釣り針を持って毛鉤を巻いてしまう人もいるようです。

私には出来ないのでフライタイイングツールを使わしていただきます。

〔今回の逆さ毛鉤の材料〕

  • フック(針):マルトC46FWBL
  • スレッド(糸):6/0レッド
  • ハックル(蓑毛):パートリッジ
  • ボディ(胴):ピーコックハール、レッドフロス

※今回作る毛鉤はあくまで一例です。
色んな材料で色んな毛鉤が作れます。

頭になる部分を巻きます。

いきなりフライと違います。
最初に頭になる部分をスレッドで巻いていきます。

ハックル(蓑毛)を巻きます。

今回はパートリッジを使って巻きます。
羽一枚の下半分(ふわふわした部分)をむしり取って逆なでます。
因みにこの羽の長さは割と適当だったりします。

表側(模様のはっきりしている方)を上にして先端を針に巻き留めます。

パートリッジを巻いていきます。
フライを巻くときと逆なのでちょっと巻きにくいです…。

この時にテンションを掛けて巻くとハックルが開きます。
好みの感じになるように巻いてみましょう。
巻き終わったらスレッドで巻き留めます。

巻き終わったら余分を切っておきます。

ボディ(胴)を作ります。

ピーコックハール2本を巻き留めます。

ピーコックハールを巻いていきます。
大体シャンクの半分過ぎくらいまで巻いたらスレッドで留めます。

ハールの巻き終わり部分にフロスを少しだけ付けます。

アクセント程度に巻いてスレッドで固定。

ウィップフィニッシャーを使って一番後ろ部分でスレッドを留めました。

完成

スレッドを留めた部分にヘッドセメントを塗って固めたら完成です。

同じ材料で作ったフライ

逆さ毛鉤と同じ材料でフライを作って見ました。

完成したウェットフライがこちら。
ハックル向き違うだけじゃん!って突っ込みは無しで…。

このフライはフロスの部分から前に向かって巻いていきました。
逆さ毛鉤と逆ですね。

フライの場合でも毛鉤と同じく水面直下を釣るパターンですが、逆さ毛鉤は水面に対して垂直、こちらは水平に使うイメージです。

キャスト距離が長くテンカラと比べると短いフライロッドではラインも水平に近い角度になります。

それぞれの釣り方の特性に合った形になっているのだと思います。

まとめ

逆さ毛鉤はテンカラで使われる伝統のある毛鉤です。
とても汎用度が高く浮かして良し、沈めて良し、引いて良しの万能毛鉤です。

作り方も簡単でそこまで緻密に作らなくても魚が釣れます。

汎用性がありますが、フライフィッシングで使う場合はフライを使った方が特性に合っていると思います。

テンカラをする際はぜひ逆さ毛鉤を作ってみましょう。

今回は以上です。
いつも読んでいただきありがとうございます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました