ジャシッドというフライのタイイング

テレストリアル

こんにちは、nakiです。

このフライ、見たことありますか?

このジャシッドと言うフライは、
ストーンフライのように見えますが、テレストリアルに分類される、有名なフライだそうです。

特徴としては、ウィングにジャングルコックが付いているというところですが、この羽、魚が釣れると結構壊れやすいです。

ソフトセメントなどでコーティングする手もあるのですが、少しべた付くので私はあまりしません。

今回はこのジャシッドタイイングを解説していきます。

タイイングのポイント

ジャングルコックの羽を丸々1枚ウィングに使うのが特徴のフライです。

この羽が1枚あるだけで、グッと虫感が高まります。

テレストリアルフライですが、ストーにも見えるようなイメージでタイイングするといいような?気がします。

タイイング解説

ジャシッドのタイイングを順を追って解説していきます。

〔今回使ったマテリアル〕

  • フック:TMC100BL#10~#18(今回は#12を使用)
  • スレッド:8/0ブラック
  • ボディ:ダビング材(ダークブラウン)
  • リブ:オーバルティンセル(ゴールド)
    ※写真はフラットティンセルですが間違いです。
  • ウィング:ジャングルコック
  • ハックル:コックネック(ブラック、ホワイト)

1、スレッドを下巻きします。

シャンクいっぱいスレッドを下巻きしていきます。

2、ボディを作ります。

オーバルティンセルをシャンク後ろ側に取り付けます。

ダビング材を少量ずつスレッドに撚り付けて、シャンクの3/2くらいまで巻いていきます。

ダイビング材が終わったら、ティンセルをスレッドと逆回転で4~5回巻いて、ダビング材の終わりと同じ場所で巻き留めます。

これでボディ部分は完成です。

3、ウィングの取り付け。

ジャングルコックを一枚選びます。
※ジャングルコックは中心の黄色の部分が固まっているので、この部分が丸々使えるサイズの物を選びます。

無駄なファイバーの部分をむしり取ったら、光沢のある面を上に、ボディの巻き終わり部分に巻き留めます。

巻き留める際、横にズレたり、ウィングが跳ね過ぎないように注意です。

4、ハックルを巻いていきます。

※ハックルのファイバーの長さはアイ側に巻くハックルを少し長めにするとバランスが良くなります。

ブラックのコックネックをスタンダードパターンの要領でボディーに巻き留め、巻いていきます。
大体5~6回転くらいで、もう一回ハックルを巻くので、アイまでのスペースを少し残しておきます。

ブラックのハックルが巻き終わったら、ホワイトのハックルを取り付けます。
この時に、前に巻いたブラックハックルを巻き込まないように注意します。

ホワイトハックルの幅はブラックよりも少し狭くしたほうが見た目がいいです。
大体4~5回転で巻いていきます。

しっかりハックルを巻き留めたら、ヘッドを少し巻いてスレッドを留めます。

5、完成

全体のバランスを見て、ウィングなどが曲がっていないか確認して完成です。

このフライの使いどころ

テレストリアルパターンとして使うのならば活躍できるのは夏場。
陸生昆虫の飛び交う季節です。

時期でいうと6~9月

陸生昆虫のどの虫に似せて付く作られているかは良くわからないので、味方によってはカディスアダルトにも見えてきますね。

そう考えると、もう少し早い時期から使っても効果がありそうです。

夏場の源流でイワナ狙いの場合かなり汎用的に使えるフライなので用意しておいて損はないと思います。
見えにくい場合はハックル部分にポストをつけるなど工夫しましょう。

まとめ

このジャシッドというフライはテレストリアルとして有名なフライだそうです。

ですが明確に何かの虫をイミテートしたものではないらしく、「虫っぽく見える」ということだと思います。

フライのカテゴリーに捕らわれずに釣り場の状況を観察してフライを選ぶことが釣果アップにつながると思います。
ので、このジャシッドもどんな場面で使えるかをそれぞれ考えてみてください。

基本的なタイイングの動作でできるフライなので、練習にも良いと思います。
ぜひ挑戦してみてください。

今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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