どうしても触覚が付けたくなる!CDCストーンフライの作り方

ストーンフライ

こんにちわーnakiです。

イワナ狙いで良く使うストーンフライをタイイングして見ました。
カワゲラのイミテーションで作っていますが、とあるタイイングの本を見てからストーン系のフライはどうしても触覚が付けたくなります。

使いやすいストーンフライだと思うので興味があれば読んでみてください。

日本のストーンフライ

スティミュレーターやソファーピュローのような海外系のストーンフライは存在感もボリュームもあって、いかにも大物釣ります!って感じがしますが今回のCDCストーンは日本の小渓流でも使いやすいような「控えめな感じ」の見た目です。
と、言いつつもフックサイズを変えれば小物から大物まで狙えるレンジの広いフライだと思います。

CDCストーンフライのタイイング

今回のフライはスルーウィングバーナーを使ってウィングを作ってみました。
ウィングを立ち上げすぎるとキャストの時フライが回転してティペットがガチャガチャになるので注意です。

〔今回使用したマテリアル〕

  • フック:TMC5212#12(#6~#14)
  • スレッド:8/0ダークブラウン
  • ボディ:ダビング材
  • リブ:オーバルティンセル(ゴールド)
  • アンダーウィング:CDC(ダン)
  • ウィング:モルフォファイバー
  • ハックル:コックネック(ブラック、ホワイト)
  • 触覚:ハックルストーク

スレッドを下巻きします。

最近気が付いた、最初にボディの長さを決めて巻き終わり部分からスレッドを下巻きすれば分かりやすいし目安になるのでは?と。
なのでハックル巻く部分を残して下巻きしていきます。

ボディを作ります

んで、ボディを作っていきます。

オーバルティンセルを切り出してシャンクに巻き留めます。

んで、ダビング材をスレッドに撚り付けて下巻き部分を目安に巻いていきます。

ティンセルをダビング材の上から巻いていきます。
大体4~5回転。

ウィングを作ります。

まず、CDCを2~3枚揃えて先端部分をカットします。

カットしたCDCをシャンクに巻き留めます。
巻き留めたら根本部分をカットしてしっかり固定します。

次に登場するのがこれ。

スルーウィングバーナーモルフォウィング
少しキラキラした化学繊維っぽい布?でこれをスルーウィングって言うピンセットみたいな道具でで挟んで断面をライターなどで炙るとあら不思議、ウィングが出来上がります。

こんな感じに挟んで断面をライターで少し炙って焼き固めます。
因みに2枚重ねて焼いています。
焼いた後は左右のウィングがくっつきます。
カッターなどで慎重に開きますが、ウィングの上部分になる片側だけくっついたままにしておきます。

出来上がったウィングをそのままシャンクに巻き留めます。

※ウィングは出来るだけ起き上がらないように取り付けた方が良いです。
ウィングが立っているとキャストした時、空気抵抗でフライが激しく回転します。
そうなるとあっという間にティペットが使い物にならなくなります。

ハックルを巻きます。

ブラックのコックネックを1枚取り付けます。

4~5回転巻いて巻き留め、余分をカットします。

次にホワイトのハックルを2枚取り付けます。

ホワイトが2枚の理由はストーク部分を触覚にするためです。
ストークのファイバーを少し長めに毟り取り取り付けます。

2枚取り付けたハックルをそれぞれ2回転くらいめいて巻き留めます。

ハックルの余分をカットしたら、気合でスレッドをフィニッシュします。
触覚をちぎったり、折ったりしないように…。

仕上げ

触覚を程よい長さにカットします。
アンダーウィングもフックベンドよりも少し長めのあたりでカットします。

これで完成です。

違う角度から

下から見るとこんな感じ。
大分シュッとしたシルエットになりました。

タイイングまとめ

CDCをアンダーウィングに使ったストーンフライです。

CDCが水面に張り付くことで溺れながら流下するカワゲラの成虫を表現してくれるのことを期待します。

スルーウィングを使うときは火傷に注意して、モルフォウィングを取り付けるときはウィングがあまり立ち上がらないように注意しましょう。

キャストでフライが回転することでヨレヨレになったティペットは基本戻りません。

ウィングのマテリアルを変えても作れますが取り付けるときの注意点は変わらないと思います。
イワナ狙いだとよく使うフライになるので持っておいてもいいかも。

今回は以上です。
いつも読んでいただきありがとうございます!

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