こんにちわ、こんばんわ、nakiです。
フライタイイングをするとき、魚にアピールするポイントとして色んなマテリアルを使ってボディを巻きます。
タイイングを始めたばかりの頃はあまりマテリアルの種類も分からなくて、「このフライのボディって何を使ったらこんな風に巻けるんだろう?」って思ってたりもしました。
なので今回は、タイイング初心者の方に少しでも参考になればと思い、マテリアル別のボディの質感を紹介していきたいと思います。
興味のある方は読んでみてください。
ボディのマテリアルはとても多彩です。
以下には8種類のマテリアルでボディを巻いた場合を紹介していきますが、今回紹介する以外にも沢山のマテリアルとタイイング方法があります。
全てを紹介するととても長くなってしまうので(っていうか紹介できません)、普段よく使うマテリアルと私が良く使うパターンを書いて行きます。
では、いきます。
1、ダビング材
ドライフライを代表にボディ材の基本ともいえるマテリアルです。
細い化学繊維で出来ている物が多く、スレッドに撚り付けてつかいます。
まあ、これは説明の必要はないかもしれませんね。
巻くフライによっていろを変えたりします。(化繊ではありませんが、ニンフなどで良く使うヘアーズイヤーも同じタイイング方法です。)
2、ピーコック
テレストリアルをはじめとする多くのフライに使われるピーコック。
それぞれの部位で全然違う見た目になるので紹介していきます。
- 目玉模様の部分:ピーコックアイ
- アイの下の部分:ピーコックハール
- ハールの芯部分:クイル
- ハールの毛部分:フリュー
と言います。
ピーコックハール細
ピーコックの写真下側のまばらに生えているハール部分を巻くとフリューの太さが一定のフライになります。
芯の部分が少し硬いです。
ドライフライ、ニンフ、ウェットいずれも利用できる汎用性の高い部位ですね。
ピーコックハール太
ピーコックアイ(目玉のような模様がある部分)のすぐ下あたりのハールはフリューの密度が濃く長いです。
巻くと上の写真のようになり、ボリュームのあるフライに向いている部位です。
夏の甲虫系のフライを巻くときに私は多用します。
ピーコックアイ
目玉のような模様の部分がピーコックアイです。
フリューがとても短いですが、綺麗な模様が付いていて、そのまま巻くと独特の模様になります。
キラキラとグラデーションのかかったような模様が特徴のピーコックアイ。
いかにもイワナが釣れそうな模様ですね。
パラシュートフライと相性がいいように思います。
ストリップドピーコッククイル
ピーコックアイのフリューを取り除くと、ストリップドピーコックになります。
クイルゴードンをはじめとするクイルボディを巻くことが出来るマテリアルです。
ミッジフライにもよく使われます。
3、コンドルクイル
ピーコックほどのキラキラ感はないですが、色んな色のクイルがあり細かい絵毛が生えている独特な風合いが特徴です。
使うときは、ファイバーの1本を切り取り巻き付けていきます。
ファイバーの根本側から巻くと写真のような感じになります。
フライによっては先端側から巻いてもいいかもしれません。
割とマットな質感のマテリアルです。
4、グースバイオット
グースの尻尾の毛?です。
こちらも多様な色があります。巻くフライの色合いによって使い分けるのが良いと思います。
この一本一本を切り取って使います。
これは、コンドルクイルよりも細かい毛がエッジに生えています。
より華奢なボディを巻く際に使うといいかもしれません。
因みにグースクイルはファイバーがあまり長くありません。
上の写真は#12のフックですが、実は2枚のグースクイルをつなぎ合わせて使っています。
使うフックやフライによって臨機応変に使っていきましょう。
5、CDC
CDCもボディ材として使えます。
CDCの先端をフックに巻き留め、ハックル自体を少しねじりながらストークごと巻いていきます。
少しボリュームがありつつも軽い感じのフライ、浮力が高いマテリアルなので使いようによっては、かなり有効なマテリアルになると思います。
6、ムースメーン
いわゆる獣毛です。
黒い部分と白い部分の2本を切り出して巻いていきます。
これはミッジに多用されるパターンです。
白黒の色合いが虫の節を表現します。
7、フェザントテイル
ニンフのイメージが強いフェザントテイルですが、ドライフライのダビング材としても使えます。
数本のファイバーを切り出して、フックに取り付けます。
こちらも少しねじりながら巻いていきます。
これも少し毛が生えていて、巻くとリアルな風合いになりますね。
強度があまりないので普段はゴールドワイヤーなどでリビングして使います。
8、ゴールデンフェザント
フェザントテイルの仲間ですが模様が違います。
使い方はフェザントテイルに同じ。
独特の模様と、薄い色合いが出てくるので、自然に、より魚にアピールしたいときに使えるマテリアルですね。
その他のボディマテリアル
上に紹介した以外にも、フロスやティンセルなどもボディマテリアルとして良く使われます。
今回紹介した以外にも数えきれないほどのフライのマテリアルが存在します。
珍しいマテリアルを見つけたらタイイングしてみると面白い発見があるかもしれません。
まとめ
代表的なボディのマテリアルを紹介して来ましたが参考にいかがでしたでしょうか。
フライには数えきれないほどの種類があって同じくらいのマテリアルの数があります。
良く使われるボディ材は今回紹介しているのでぜひ参考にしてみて下さい。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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