ニンフフライで有名なフェザントテイルですが、実はウェットフライ版もあります。
マテリアルの名前がそのままフライになっているので当たり前かもしれませんが。
今回はウェットのフェザントテイルのタイイングについて紹介します。
タイイングのポイント
ニンフのフェザントテイルがどちらかというと水底を釣るフライなのに対し、このフライは、中層を釣るフライになります。
水中を泳ぐ水生昆虫を模しているフライですが、特定の虫をイミテーションしているのではないようなので、割と自由に巻いていいとおもいます。
ただ、へアーズイヤーよりも小型の昆虫のイメージが強いので、少し小型のフックでタイイングしたほうが効果的かもしれませんね。
タイイング解説
以下に、フェザントテイルウェットのタイイングを紹介します。
〔今回使用するマテリアル〕
- フック:TMC100 #14~#18(今回は分かりやすくするため#8を使いました)
- スレッド:6/0ブラック
- ボディ:フェザントテイル
- リブ:ゴールドワイヤー
- ハックル:パートリッジ(ブラウン)
1、スレッドをフックに下巻きします。
シャンクいっぱいに下巻きしていきます。
2、テイルを取り付けます。
フェザントテイルから、数本ファイバーを切り出して、シャンクの後ろ部分に取り付けます。
長さはシャンクと同じくらいを目安にするといいと思います。
3、ボディを作ります。
最初に、リブ(体節)になるゴールドワイヤーを取り付けます。
フックの下側に取り付けましょう。
ボディになるフェザントテイルのファイバーを数本切り出してテイルの根本に取り付けます。
そしたら、ファイバーがバラけないよう注意しながらまいていきます。
アイから少し間隔を開けたところまで巻いたらスレッドで留めます。
次に、ゴールドワイヤーをフェザントテイルと逆の向きに4~5回転巻いていきます。
4、ウィングを取り付けます。
パートリッジを取り付ける長さに整形したら、先端をフライのヘッド部分に取り付けます。
パートリッジをハックルプライヤーに挟んで2回転巻いていきます。
巻き終わったらしっかりスレッドで留めます。
5、ヘッドを作って完成。
ヘッド部分に少し、頭っぽく見えるよう、スレッドを巻いていきます。
終わったらウィップフィニッシャーでスレッドを留めます。
ヘッドセメントでスレッド部分を固めたら完成です。
このフライの使いどころ
ウェットフライの強みは動の釣りが出来るところにあると思います。
フライんリトリーブしてアクションを付ける釣りかたです。
フェザントテイルのニンフを自然に流して反応がないとき、流れが緩やかでフライが魚に見破られてしまうときに使うと、違う反応があると思います。
せっかちな方におすすめします。
まとめ
フェザントテイルと言いつつも特定の虫をイミテーションしたフライではなさそうです。
なので、各タイイングのポイントを押さえつつある程度自由に作っても大丈夫なフライだと思います。
タイイングもそんなに難しくないので、ウェットフライのバリエーションとして作っておいてもいいと思います。
今回は以上です。
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