フライタイイングを始めようと思った時に最初に揃える道具にバイスがありますね。
バイスも調べていくと数千円で買えるものから、10万円近いものまで色々ありますね。
皆さん、バイスを選ぶときに、
「初心者だし、最初は安いのでいいよね」とか、
「フックを固定するだけの道具に何万円も使えるか！」とか、
思っていませんか？
バイスはとても大事な道具です。
今回はそんなタイイング初心者の方におすすめなTMCソリッドバイスを紹介します。
フライバイスが大事な理由
まずはここです。
どうしてフライバイスをちゃんと選ばないといけないかと言うと、
悪いバイスだとちゃんとフライが巻けないからです。
フックを固定する力が弱かったり、バイスのジョー（フックを挟む部分）のかみ合わせが悪いと、どんなに強くフックを挟んでも、ちゃんと固定されません。
タイイングは、フックに結構強いテンションを掛けながらスレッドを巻いていきます。
スレッドを巻き付けるたびにフックがズレていては1本フライを作るのに、途方もなく時間がかかります。
あと、
タイイングの大事な局面でフックがズレると、ものすごくイライラします。
僕は最初に¥2,000-くらいのバイスを買ってこんな思いをいました。
なので、伝えたい。
バイスには金を惜しむな！と。
とは言っても、あまり高級すぎるのはつらいので、何とか小遣いで買えるくらいのTMCソリッドバイスを紹介していきたいと思います。
【いいフライを巻くにはボビンも大事！こちらもどうぞ】
TMCソリッドバイス、各部紹介。
このバイスはこんな箱に入っています。
箱を開けると…
ソリッドバイス付属品
- ベース（鉄板です）
- バイス本体
- 六角レンチ
- 取扱説明書
- 保証書（ユーザー登録書）
こんな感じの付属品が入っています。
これを組み立てていきます。
バイスを組み立てる
まずは、ベースです。
6～7㎜厚くらいの金属の板でけっこう重量があります。
これが軽いと、フライを巻いているときにバイスがズレていかないためには重さも必要ですね。
写真は裏面ですが、滑り止めのスポンジが各コーナーに付いています。
ベースに空いている穴に、バイス本体を六角レンチのねじで固定します。
組み立てたまま置いておくのならいいですが、毎回、使うたびに組み立てる方は少し面倒かもしれませんね。
ベースの裏側からねじで固定すると、こんな感じに取りつきます。
スタイリッシュですね！
次はバイスの機能について紹介していきます。
各部機能の紹介
〔ジョーバレルの角度調整〕
シャフトに六角レンチが刺さるねじが付いていて、緩めることによってジョーの角度を調節することが出来ます。
巻きやすい、ちょうどよい角度に調節してねじを締めておけばいいと思います。
※写真は付属の六角レンチが刺さっています。
※裏側に指で回せるナットが付いていますが、そこでは角度調節できなそうです。
〔ジョーバレルの回転〕
バイス本体のツマミを緩めるとジョーバレル自体を回転させることが出来ます。
普段は締めておけば、タイイング中にフックが回転することはないと思います。
上の写真のように回転できます。
〔ジョーのフックサイズ調整〕
ジョーの根本についている黒いダイヤルを回すことでフックを固定する力を調節できます。
緩めると大きいフック、だんだん締めていくと小さいフックも固定できます。
〔フックの固定方法〕
バレルの後ろに付いているレバーを下すと、先端のジョーが締まりフックを固定できます。
このバイスのジョーは良く擦り合わせ出来ていて、締めるとしっかりフックを固定できます。
〔フックの固定力〕
大きいフックを固定して指でシャンクを押し上げても全然ズレません。
逆に極小のフックを挟んでもしっかり固定できます。
同じように指でグリグリしてもズレません。
※ミッジフックをグリグリすると小さすぎて写真じゃ分かりにくいですね！
以上が各部の機能紹介でした。
まとめ
以上、フライバイスの重要性とTMCソリッドバイスの紹介でした。
フライバイスには今回紹介したシンプルなもの以外にもいろいろな機能が付いている物がたくさんあります。
ですが、実際は色んな機能が付いていなくてもバイスとしての機能がしっかりしていれば、いいフライを巻けると思います。
TMCソリッドバイスは初心者におすすめと書きましたが、中級者の方でも満足して使える精度があると思います。
何度も言いますが、タイイングにおいてフライバイスがとても大事です。
なるべく妥協せずに選ぶことをおすすめします。
今回の記事は以上です。
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