ピーコックを使ったミッジピューパのタイイング

フライタイイング

こんにちわ、こんばんわ、naki です。

早春のヤマメ狙いや真夏のメイフライが出ないときに活躍してくれるミッジフライですが、羽化途中のミッジをイミテーションしたフライがこのピーコックを使った「ミッジピューパ」です。

普通サイズのドライフライで全然釣れないときにこのフライを使うと面白いように魚が掛かることがあります。

今回はこのミッジピューパのタイイングをしていきたいと思います。

やっぱりミッジは見えません

タイイングの前にこのフライについて簡単に説明すると、

水面直下を釣るウェットフライのような位置づけになります。
当然、フライは見えないのでキャストしたポイントにアタリをつけて、付近で魚がキラッと光ったり、水面が動いたりとフライを食ったような反応がある場合にとりあえずアワセます。

もしくはティペットが見れる場合、その動きに注目して不自然な動きがあった場合にアワセます。

インジケータを使ってしまうとドラグがかかりやすいのと魚にフライを飲まれやすくなってしまうのでお勧めしません。

渓流魚だけでなくオイカワやウグイなんかもよく釣れるフライです。

では、タイイングをしていきたいと思います。

タイイング解説

フックが小さくて作業しづらいですが、タイイング自体は簡単ですぐに作れます。

〔今回使ったマテリアル〕

  • フック:バリバス2200BL#24(#18~#28)
  • スレッド:8/0ブラック
  • アブドメン:ストリップドピーコック
  • ソラックス:ピーコックハール

1、フックに下巻きをします。

シャンクいっぱいに下巻きします。
フックが小さくてスレッドが重なるとキレイに巻きづらくなるので丁寧に。

2、アブドメンを作ります。

ストリップドピーコックをシャンクの巻き終わりに取り付けます。

※ストリップドピーコックの作り方についてはこちら

シャンクの3/2くらいまで巻いてスレッドで止めます。

3、ソラックスを巻きます。

今回はフックが小さいので、フリューの短いピーコックハール(ピーコックの羽の根本付近)を使います。

ソラックスの巻き終わりに取り付け、

アイの手前まで巻いていきます。
スレッドで留めて、余分をカットします。

4、完成

スレッドをフィニッシュしたら完成です。

※ピーコックは切れやすいのでソラックス部分をヘッドセメントでコーティングしました。(少し塗りすぎました)

ポイント

イミテーションとしては蚋やユスリカの蛹(サナギ)です。
大きさが大体4~6㎜くらいで細身なのであまり太くならないように巻きます。

今回はカーブフックを使っていますが、ストレートシャンクのフックを使っても同じように使えると思います。

スレッドは16/0など細めは大丈夫ですが、太めのスレッドは巻きにくくなります。

まとめ

このフライは、早春、真夏などの水生昆虫のハッチが起きずらいタイミングで使用します。

オイカワのフライフィッシングにも利用できます。

使い方は水面直下で、ティペットの動き、フライ周辺の水面、魚の動きを観察してアワセます。

タイイングは簡単なフライですが、フックが小さいとティペットも細くなり、割とロストしやすいフライです。
何本か用意しておくと心強いフライなのでよければ作ってみてください。

今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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