こんにちわ、こんばんわ、nakiです。
夏の渓流でイワナが釣れるフライを想像すると、ストーンフライ(トビケラのイミテーション)が思いつきます。
インプループドソファーピュローというフライ、あまり聞きなれないフライですがアメリカで生まれた代表的なストーンフライだそうです。
今回はインプループドソファーピュローのタイイングをしていきたいと思います。
【関連記事】
速い流れにも負けません
このフライは浮力の高いフライです。
なので、早い流れや、複雑な流れの中にフライを落としても負けることなく浮き続けるので、渓流の上流域や源流部向きといえるフライです。
さらに、夏であればトビケラのハッチも盛んで、渓流魚の意識も水面に向いているはず。
流れにもみくちゃにされながらも負けないフライを巻いていきましょう。
タイイング解説
ストーンフライは少し複雑な作りのものが多いですが頑張って巻いていきます。
〔今回使用したマテリアル〕
- フック:マルトd21#14(#10~#16)
- スレッド:8/0キャメル
- ボディ:ピーコックハール
- ボディハックル:コックネック(ブラウン、ブラック)
- テイル:ディアヘアー
- ウィング:ディアヘアー
1、スレッドを下巻きします。
バイスにフックをセットしてスレッドをシャンクいっぱいに下巻きしていきます。
2、テイルを取り付けます。
ディアヘアーを適量切り出して、ヘアスタッカーでそろえたら、テイル部分に巻き留めます。
※テイルの長さはフックシャンクの半分くらいがいいかもしれません。
写真は少し長いですね(汗)
しっかり巻き留めたら、余分をカットしておきます。
3、ボディを作ります。
※今回はボディマテリアルがピーコックですが、ドライ用のダビング材でも使えます。
パターンとして参考にしてください。
まずはボディハックルになるためのコックネック(ブラウン)を取り付けます。
ファイバーの長さはゲイプ幅と同じか少し短めにします。
次に、ピーコックハールを取り付けて、巻いていきます。
後でハックルをっ巻くので、アイ側に少し余裕を持たせておきます。
ピーコックを巻き留めたら、コックネックを4~5回転で巻いていき、ピーコックと同じ場所で巻き留めます。
巻き終わったら、余分をカットします。
4、ウィングを取り付けます。
こちらも、ヘアスタッカでそろえたディアヘアーを取り付けていきます。
あまりフレア(ウィングが広がる)させたくないので巻き留める強さを調節しながら巻いていきます。
余分をカットした部分にスレッドを巻いておきます。
5、ハックルを巻きます。
ウィングの根本に、コックネック(ブラックを)取り付けます。
※このハックルのファイバーの長さは通常のスタンダードフライと同じくゲイプ幅より少し長めにします。
1枚づつ丁寧に巻いていきます。
巻き終わったらスレッドで固定して余分なハックルをカットします。
6、完成
アイ側に少しスレッドを巻いてヘッド部分を作り、スレッドをフィニッシュします。
ディアヘアーが広がりすぎている場合は、少し周りをカットして成型します。
これで完成です。
まとめ
インプループドソファーピュローは日本であまり聞きなれないフライですがストーンフライとして有効に使えるフライだと思います。
浮力の高いフライで速い流れにも負けないため、源流部のイワナ狙いに向いています。
夏の渓流で飛び交うトビケラのイミテーションとして、今回はイワナを意識しながらボディをピーコックで巻きました。
ボディ材はピーコックではなくてダビング材でもOKです。
源流イワナをフライでこれから狙いに行く方、興味があれば参考にしてみてください。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント