今年は台風による災害が多い年でしたね。被害に遭われた方たちに心よりお見舞い申し上げます。
ここ養沢毛鉤専用釣り場のある東京あきる野の秋川でも10月12日の台風19号の影響で大分渓相が変わってしまいました。
10月末までの延長営業となる養沢毛鉤ですが魚は残っているのか確認しながら今シーズンラストの釣りをしていきます。
大増水によって変わってしまった川の様子、どこに魚がいたかなど書いていきます。
台風19号後の養沢の様子
管理事務所前
上の写真は養沢の管理事務所前の様子です。
増水によって川肌が削られて木の根が出てしまっているところがあります。
橋も流されて変わりに上流から土砂が流れてきてプールが埋まってしまっています。
ここは重機が入れるのである程度の造成は可能とのことでした。
下弁天
管理事務所から川に降りる橋が無くなってしまっているので釣りは下弁天からスタートになります。
川の様子はこんな感じ。
写真の中心右寄りにある岩の下流、流が緩くなっている所にどうやら魚が居るもよう。
小雨混じりの生憎の天気で少し薄暗いのでテレストリアル系の目立つフライで始めます。
サイズは#12。
岩の下流、少し流れの落ち着く場所を何度か流すと小さなニジマスくんが出てくれました。
神谷橋上流
ここも大分土砂で埋まってしまってしまっています。
以前は川底にも変化がありたまにヤマメが大量に釣れる時があったのですが、この時は魚の反応を感じられませんでした。
相当流れがつよかったのでしょう、神谷橋の降り口の階段が大分傾いて使えなくなっています。
階段脇の赤く見える所は全部木の根っこです。
ポンプ小屋
ここも安定して魚が釣れていたポイントです。
土砂で流れが変わっていますがここには魚が何匹かついていました。
手前の反転流で流れが緩くなっているところを狙ったらドライフライで反応があり数匹のニジマスを釣ることが出来ました。
若干の濁りもあったので使ったのは目立つピーコックソードのパラシュートです。サイズは#13。
こんなジョイントタイプのニンフも投げて見ました所…
ニジちゃんしっかり釣れてくれました。
西平
写真を見比べるとパッと見、あまり変わっていない様に見えるかもしれませんがよく見ると砂利がかなり堆積しているのがわかります。
川底も同じように砂利が流されてきています。
流れの真ん中辺りに岩が二つありますがその右側に魚がたくさん定位していました。
魚が川底に居るようでドライに反応が無く、ウェイト増し増しのニンフを流して見たところ反応アリ、バラしたので違うニンフに交換するも、その後見える魚は反応してくれませんでした。
今回釣り上がったのはここまで。
後は管理事務所に向かい魚の居そうなポイントにフライを投げつつ下りました。
流れが強いためか魚も泳ぎ回るよりは少し流れの落ち着く場所を探して定位している感じでした。
ヤマメと会えなかったのは残念。
まとめ
以前とは渓相もポイントも大分変わってしまった養沢毛鉤ですが、それでも魚は健在。思いの外釣れました。
緑の豊かな元の渓流に戻るには自然の力、人の力とそれぞれ長い年月が掛かるのかもしれませんが、その時々を生きている魚たちは自身が置かれた環境で力強く生きているのだなと感じた釣りでした。
私に出来ることは釣りに通うこと。今シーズンはもう終わってしまいますが、来シーズンが到来したらまた遊びに行きたいと思います。
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