管理釣り場はフライフィッシングを始めたばかり方にとって、手軽に釣りを楽しめて練習もできるおススメの場所です。
しかし、手軽な故に人が多く訪れていて、魚のプレッシャーが高くコツが掴めないと思うように釣れないことがあります。
この記事では、フライ初心者の方が管理釣り場でうまく魚を釣る方法について紹介していきます。
【この記事の内容】
・管理釣り場での魚の狙い方を紹介します。
管理釣り場で魚を釣る方法
管理釣り場の場合でもプレッシャーの高くなった魚を釣るためには、釣り場の状況にあったフライをチョイスすることが重要になります。
釣り場の形態によっても少し変わってくるのでそれぞれの釣り場別に解説していきます。
ストリーム(渓流)の場合
渓流タイプの場合、割と水質が綺麗で魚からも人の姿が見えやすく、人の多い休日ともなると、プレッシャーが高くなりがちです。そんな状況に負けない釣り方を紹介します。
〔フライのチョイス〕
使うフライはライズがあれドライフライを自然に流す基本形でOKです。季節によって若干変わりますが、早春は極小のミッジフライ、春、秋はカゲロウなどのメイフライ、夏は昆虫を模したテレストリアルなどが有効になります。渓流を堰き止めた釣り場の場合、冬は休業しているところもありますが営業している場合はマラブーなどのウェットフライがメインになります。
- シーズン初期…#28~#32サイズのミッジフライでヤマメ狙い。
- 4~6月…#14~#18のエルクヘアー、パラシュート、スタンダードなど。
- 6~9月…#12~#16のテレストリアル系パラシュートなど。
- 9~10月…#12~#18のエルクヘアー、パラシュート、スタンダードなど 。
- 冬季…マラブーなどのウェットフライ。昼間の暖かい時間でライズがあればミッジフライでも可。
また、気温の高い昼間や雨上がりで少し水が濁っている場合などはニンフを使ったルースニングが効果的です。
※ルースニング=インジケータという目印を使った、フライ版ウキ釣りです。
〔狙うポイント〕
狙うポイントによっても少しフライが変わってきます。
- 瀬…基本はドライフライ、増水時はニンフが有効。(水温があまり低いと魚はあまり瀬に出ません)
- 淵…水深が深い場合はニンフが有効です。水温が低いときは淵に魚が集まりやすいのでニンフ、マラブーでのルースニングもいいです。
- 流れ込み…魚は流れに頭を向けて餌が来るのを待っています。流心の早い両サイドにフライを流してやると食いつきやすいです。
- 岩陰…大きな岩の下にも隠れて餌を待っている場合があるので、少し手前からフライを流してやります。
〔時間帯〕
魚が良く釣れる時間帯は、カゲロウなどのハッチが多い、早朝と、夕方です。冬場などは気温の上がる昼間の方が釣れやすいです。
また、小雨が降っているときや雨上がりで若干水が濁っているときは人の姿が魚に気づかれにくく、時間帯に関係なく釣れやすくなります。
ポンド(湖、池)の場合
アクセスのよい街中にもあるポンドタイプの管理釣り場の場合、やはり人が多く入る日はプレッシャーが高くなりがちです。また、ポンドタイプの場合、寒さの厳しい地域以外は基本オールシーズン営業しているため、年中人が多いです。
〔フライのチョイス〕
ポンドの場合、水質がクリヤな場所とマッドな場所がありそれぞれで効果のあるフライが異なります。
クリヤーな水質の場合、ドライフライには中々でずらい為、ウェット、ニンフのリトリーブ、ルースニングでの釣りの方が釣れる確率が上がります。水車が回っている場所や循環の水が流れ込んでいる場所など、流れがあるところではドライフライにも反応します。
マッドな水質の場合、以外にもドライフライに反応が良かったりしますが、ポンドの場合はやはり、沈めて釣る方が釣れる確率は上がると思います。
- クリアウォーター…マラブーなどのウェットフライ、ライズが頻発している際はドライフライでも可。
- マッドウォーター…マラブー、ニンフなどのウェットフライを中心にライズを見てドライも使ってみる。
〔狙うポイント〕
ポンドでの狙うポイントは、流れのある場所と流れが止まって水がよどむ場所です。
- 流れがある場所では、流れに向かって頭を向けているのでドライフライで頭上を流すか、ウェットフライを流れに対してクロスするように投げ、魚の目の前でフライがUターンするようなイメージでリトリーブすると効果的です。
- ポンドの場合、流れが止まっている場所にも魚がたまっていることが多いです。マッドウォーターで流れが止まっている場所では、以外にフライで魚が釣れやすいです。ルースニングでまったり釣りましょう。
〔時間帯〕
ポンドの場合、虫のハッチはありませんがやはり、早朝と、夕方が釣れやすいです。気温の高い夏場の昼間などは水の流れが少ないポンドでは水温が上がりやすく、とても釣れにくくなります。
逆に、冬場などでは水温が安定しやすく、大物が釣れやすくなるのもポンドの特長です。
ポンドの場合だと、管理の人が定期的に池に餌を撒いたり、魚を放流したりしますが、このタイミングは魚の活性が一気に上がるので大チャンスです。
管理釣り場おすすめタックル
管理釣り場でフライをする場合におすすめのタックルを紹介します。
〔ストリームおすすめタックル〕
木の枝を避けたり川に立ちこんでの釣りも考えられるので取り回しの良いサイズ、ピンポイントを狙いやすいサイズが使いやすいです。
- ロッド、リール:#3~#4の7~8f
- フライライン:DT#3~#4 フローティング
- リーダー:6x~7xの9~12f
- ティぺット:6x~8x
〔ポンドおすすめタックル〕
ある程度のロングキャストや大物が釣れる可能性があるポンドでは少し番手の高いタックルをおすすめします。
- ロッド、リール:#4~#6の8~9f
- フライライン:WT#4~#6フローティング
- リーダー:4x~6xの6.5~9f
- ティぺット:5x~6x
どうしても釣れない場合の必殺技
フライを変えてもどうしても魚が釣れない場合には、トラウトガムを使用するとかなりの高確率で魚が釣れます。ただ、釣り場によっては使用が禁止されていたり、魚が釣れ過ぎて飽きたりすることもあるので使う際は注意しましょう。
まとめ
管理釣り場では人が多いほどに魚が釣れにくくなりがちですが、魚の動きを良く観察してフライを選べばボウズになることは稀だと思います。
上の記事を参考に釣り場の状況、魚の状態にってフライ、釣り方を変えていけばきっと魚は釣れると思います。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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