最初に揃えるフライ(毛鉤)の種類

フライフィッシング

フライフィッシングで実際に使うフライというとホント数えきれないほどの種類があります。そのすべてを覚える必要はないのですが代表的なフライの特徴と形くらいは覚えておきたいものです。

こちらでは最初に揃えておくと便利な代表的なフライを特長を交えながら紹介していきます。

フライって何者?

フライフィッシングでいうフライとはズバリ毛鉤のことなのですが、英語でFlyというとハエという意味でつまり空飛ぶ虫の総称のことです。基本的にフライはその時に魚が食べている虫を模して作られていて、季節、地域、個体種などでその種類は膨大になります。

ドライフライとウェットフライ

フライには大きく分けて水面に浮かべて釣るドライフライと沈めて釣るウェット、ニンフフライがあります。魚が一番食べている物に近いフライを使いたいのでフライボックスにはそれぞれ数種類ずつは揃えておきたいところです。

スタンダード

ドライフライの基本型です。昔からあるフライでカゲロウを模したものが多いです。とてもシンプルな作りで汎用性もあり釣れるフライです。

とても多くの種類がありますがいくつか持っておきたいパターン

パラシュート

スタンダードのハックルがフックと垂直に巻いてあるのに対しこちらは水平に巻いてあります。また、ポストと呼ばれる目印が付いているのが特徴で水面でも見易くとても使いやすいフライです。

因みに僕のフライボックスの中はこのパラシュートが半分を以上占めているくらい好きなパターンです!

エルクヘアカディス

カディス、つまりトビケラを模したフライです。似ているか?という疑問はともかくよく釣れるフライです。鹿の毛を羽に使っているためエルクヘアです。

釣り場に行った際、魚が何を食べているか分からない、取り合えず最初の一手などでよく使ったりします。

とても汎用性があるフライで基本はドライフライですが水の中に沈めてしまっても効果のあるフライだったりします。何本か持っておきたいフライですね!

ヘアーズイヤー

正式にはゴールドリブドヘアーズイヤーと言って尻尾の部分にゴールドのワイヤーが巻いてあります。カゲロウの幼虫を模したものでニンフフライの代表格です。

どうしても魚がドライフライに反応しない時このフライを使うと意図も簡単に魚が釣れたりします。

水に沈むタイプなのでインジケータと呼ばれる目印をティペットに着けて使うことが多いです。

ソフトハックル

こちらはウェットフライの代表格、小魚や水中を流される虫を模したもの、よくわからないものなどやっぱり多くの種類があります。

こちらのフライは流れに自然に流すだけでなくリトリーブ(ラインを巻き取る動作)で動きを付けて使うこともできます。

ミッジフライ

すごく小さな虫を模したのがミッジフライです。早春で小さな虫しか飛んでいない場合や川辺でユスリカのハッチがあった場合などに有効なフライです。

針もとても小さいので糸を結ぶのに苦戦したりします。

ミッジフライは既製品があまり市販されていない印象です。タイイングを始めたら作ってみるのもいいかと思います。

まとめ

その時魚が何を食べているか?というのをフライフィッシングではマッチザハッチと言って大事なキーワードとなります。魚が食べている虫に似たフライを使うことで釣果が出やすくなるためです。よく行く釣り場があれば季節や時間帯でどんな虫が飛んでいるか色や大きさを観察しましょう。似たフライを投げればきっと魚は食いつくはずです。

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