こんにちわ、nakiです。
8月の下旬に東京、あきる野の養沢毛鉤専用釣り場に行ってきました。
猛暑日ではなかったのですが、まだまだ夏の様相が色濃く残る渓相、ニジマスがメインの釣りになるかと思っていたのですが…
意外な場所でいい感じのヤマメさんが出てきてくれました。
今日の養沢の渓相
※釣行日は2019年8月23日です。
前の週に雨が何度か降っていて水量が多いかと思っていたのですが、若干多めではあるものの平水とほぼ変わらない感じ。
朝の気温は、19度、水温は18度でした。
夏なので当たり前かもしれませんが少し水温が高めですね。
釣りの準備
管理棟ではカタツムリさんが出迎えてくれました。
釣り場に到着したのが6時ちょっとすぎたぐらい。
管理棟で受付を済ませ釣りの準備に入ります。
このバッチを体の見えるところにつけて釣りをします。
釣りが終わったら管理棟にバッチを返します。
渓流は岩も多く滑ったりして危ないので養沢区間内では係の人が見回りをしていてくれます。
戻ってこない釣り人がいたら番号でわかる仕組み。
今日は4番、来た順にバッチの番号が決まるので4人目ということですね。
今日の装備
足回りは水量が多ければウェーダーにしようと思いましたがそんなでもなかったので、ゲータースタイルにします。(ウェーダーは暑いので)
このモンベルのサワーシューズ、定価でも6000円くらいでとっても安いです。
柔らかくて歩きやすく裏がフェルトで渓流の岩場でグリップ力を発揮してくれます。
耐久力もそこそこで今年で3シーズン目です。
難点は、足首の上までクロロプレンでピッチリ覆われているので水にぬれるとちょっと脱ぐのが大変なこと。
でもまあ、安いので許します。
あとは、釣具の準備をしていざ、釣り開始です。
※今回の使用タックルは最後に紹介します。
釣り開始!
今回の釣りはお昼までのリミット付き。
あまり時間がないのとヤマメも釣りたいので、割りと上流の方からポイントを飛ばして攻めていきます。
1、神谷橋
今日の釣りはここからスタート。
養沢の区間で言うと中間位だと思います。
時刻は朝の6:30ごろ。
ライズはありませんがドライで釣りたいので羽アリフライを使って釣り始めます。
流れの手前側を何度か流してやると、
パシャッ!
と可愛らしいヤマメさんがきてくれました。
この羽アリフライについてはこちら。
その後、同じポイントで何度かフライにアタックしてきましたがいづれも乗らず…プレッシャー高いのでしょうか。
あまり粘ってもなので上流にポイント移動です。
2、栗の木~ポンプ小屋。
橋を渡って川沿いの道を歩いていきます。
栗の木付近のポイントに入って釣り上がっていきます。
釣り上がっていきます…。
あれれ…?
釣れない…。
釣れないっ!!
ポンプ小屋まで来てしまいました。
いい感じの水量と流れだったにも関わらず、何度かフライにアタックがあったもののここまでノーゲットです。
こんなことは中々ありません。
ドライフライにこだわっていたのが良くなかったのでしょうか?
ここでフェザントテイルにフライを変えて挑戦です。
来たっ!
一投目で反応がありました!
しかし、
「プッ」
と、悲しげな感覚とともに竿が軽くなりました…。
合わせ切れ。
焦っていたのか力んでしまったようです。
バレた魚が暴れまわっています。
後続の人スミマセン…ちょっとポイント荒れたかもしれません。
3、ポンプ小屋上流(注目!)
ポンプ小屋から少し上がり、
「やっぱドライだな」と心を入れ替え、ライズはあまりないものの日も高くなってきたので夏の定番テレストリアルに変え再挑戦。
時間は8:30少し前くらい。
ブログにもタイイング方法をアップしたフライを使用。
※このフライのタイイング方法はこちら
そしたら、
ドーン!
ドドーン!!
ヒレピンッ!
別な角度からっ!!!
と、ヤマメが3連発。
甲虫系のテレストリアルが有効だったようです。
ちょっと休憩ー。
ポンプ小屋から少し上がった、淵のところで釣りました。
いつもここはニジマスが多いのですが今日はヤマメ日和だったようです。
あ~満足しました。
という事でまた上流にポイント移動です。
ここから上流は、流れも速く、水深もあるのでゲーター装備だとちょっと厳しい。
一旦川から上がり、また川沿いの道路をあるって行きます。
4、西平~堰堤前
少し飛ばして上がり神谷堰堤前のポイントに入ります。
西平付近のポイントです。
この手前に神社下と言うポイントがありますがこの辺から谷が少し深くなっていて堰堤までのポイントにかけて少し薄暗いです。
虫もあまり飛んでいなく、ライズもないのでニンフに切り替えて釣りをします。
堰堤前のポイントにかけて3匹ニジマスゲットしましたが、写真撮っていませんでした~。
このポイントはこれで切り上げて、更に上流に移動します。
5、高橋上流
天気も良くなり、また道路をテコテコ歩いて大分ポイントを飛ばしつつ上流まで上がっていきます。
神谷堰堤の上からは養沢毛鉤区間の「上流部」となるようです。
「たかはし」と言う橋の上流側に入ります。
大きな岩も多くなり、流れも複雑になってきます。
今回は6.6fの短いロッドを使っているのでラインメンディング大変!
長すぎると枝を釣ってしまったりと色々あるのでバランス大事です。
テレストリアルのドライフライに変えてニジマスをゲット!
どんどん釣り上がっていきます!
この上は「石舟」と言うポイントですが、その手間にはこんないいポイントがあります。
ここでもテレストリアル系が反応が良く何匹か魚を釣りました。
6、石舟(注目!)
養沢毛鉤のホームページにも載っているポイントです。
ここでもテレストリアルフライを使います。
大岩の際にフライを流して行くと…
出ました、ブラウン!
小ぶりなので手早くリリース!ありがとねー!
その後、少し上流に移動して釣りをしていると写真右側の流れ込みの上あたりで…
またブラウンが出ました!
今度は少しサイズアップ!
その後ニジマスを数匹ゲットし、意気揚々と釣り上がっていきます。
7、赤保谷~釣り場最上流
しばらく複雑な流れが続きます。
フライを流せるところを丁寧に攻めていきます。
なかなかいい型のニジマスが出ました。
赤保谷から少し釣り上がっていくと、流れも少し落ち着いてきます。
ここでもニジマスをゲットしました。
因みに、本日好成績を収めていたテレストリアルはここに来る途中、枝を釣ってしまい、ロスト(泣)
代わりにソラックスダンをつかっていました。
因みにこれはいつでも使えて反則級のフライですが、今日のヤマメさんには人気がなかったようです。
この写真の橋の先にもう一つ赤い橋があってそこが釣り場の終点。
この橋の右側の土手から道に上がります。
橋の上から釣り場終点を撮った図。
赤い橋の手前にロープが張ってあります。
ここで釣り上がり終了!
いい釣りが出来ました!
まだ少し時間があったので管理棟前に戻り少し遊びます。
8、事務所下~下弁天
管理棟まで戻って目の前の川、(養沢の一番下流の部分)でまた釣り始めます。
今日使わなかった、フライ達をいくつか投げてみました。
フォームバックのテレストリアル。
※このフライのタイイング方法はこちら。
ピーコックアイのパラシュート
※このフライのタイイング方法はこちら。
カディスラーバ。
※このフライのタイイング方法はこちら 。
などなど、いづれも使ってみたって感じですが魚たちも手前まで見に来てUターン。
プレッシャー高いです。
小一時間遊びましたが、ここでは釣れず、この日の釣りは終了となりました。
本日の使用タックル
- ロッド:Caps Kids6 #2,3 6.6F
- リール:TMC ベイビートラウト
- ライン:SA DWF2F
- リーダー:バリバス7X9F
- ティペット:7.5X 1~1.5M
木が覆い茂っている夏の養沢で上流部を攻めるのであればショートロッドがおすすめ。
ただ、複雑な流れだとラインのメンディングが大変と言うか不可能に近いと思います。
ショートロッドの場合、ピンポイントを細かく攻めていくのが吉かなと。
7.5fくらいのロッドの方が扱いやすいかもしれません。
養沢の偉人
養沢を作ったトーマス・ブレイクモアさんについて。
養沢毛鉤専用釣場は、1955年アメリカ人の法律家でありGHQの法務部に所属していたトーマス・レスター・ブレークモア氏(1915〜1994)が、養沢川の清らかな流れに惚れ込み、故郷オクラホマで親しんだフライフィッシングを楽しむために、自己資金で川を借り上げて魚を放流し、毛鉤専用の釣場を開業したのが始まりです。
養沢毛鉤専用釣り場HPより引用 http://yozawa.jp/info/history.html
釣場開設当時の現管理事務所付近最初のオープンは1955年6月1日のことでした。
その後運営は養沢地域に委ねられ、現在は社団法人として養沢地域全体で管理運営を行い、売り上げの一部は地域住民の自治会運営や、清流を守るための落葉樹の植林、環境整備などに使われています。
釣行後記
実はかなり久しぶりに釣りに行きました。
と言うか今シーズン初くらいの勢いです。
リハビリも含めての管釣り釣行でしたが、夏の終わりにいいヤマメに出会えてとても満足です。
今年、あと何回釣りに行けるか分かりませんが、その時々を大切に楽しめるよう、日々精進していけたらと思います。
釣りは楽しいですね!
ずっと続けていきたいと思います。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント
少し前の記事でしたが、楽しく読ませて頂きました。
養沢毛鉤専用釣り場のホームページより、詳しくポイントを紹介いただいて、きっと初めて養沢川を訪れる方には最高の情報と感じました。
昨年は、コロナ禍で遠出が出来ず近場の釣り場に人手が集中した傾向がありました。
そんな中、2ヶ月前にフライを始めたという若い女性が、千葉県から始発に乗って遠路養沢迄お越しを頂いたケースもございます。
今後も情報発信して頂けると嬉しく思います。ヒットフライ情報は、特に初心者にはありがたいと感じます。
養沢毛鉤専用釣場
副理事長
コメント頂きありがとうございます。
一昨年の台風19号からコロナと養沢も大変だったことと思います。
私自身、事情により釣りに行けない日が暫く続いておりますがこのような応援コメントをいただくと力が湧いてきます。
余暇を見つけ釣りを楽しみに情報配信していけたらと思います。
今後とも宜しくお願いします。