フライフィッシングは衰退しているの?

フィッシング

こんにちわ、こんばんわnakiです。

昨今のフライフィッシング環境を鑑みて、フライフィッシングは衰退しているのか?と言う話が少なからず出ているようです。
僭越ながら、私もフライフィッシングを楽しむ立場としての意見を書いていこうと思います。

という事で今回は「フライフィッシングは衰退しているのか?」についてです。

正直、衰退してきていると思います。

というのも、釣りに行った際、渓流でも管理釣り場でも、フライッロッドを振っている人って少ないと思いませんか?
フライをしている人でも、年齢層が高い人が多くて若い人はあまり見かけないですね。

そもそも、フライ用品を販売していない釣具店が結構あるのが何よりの証拠ではないでしょうか。
ルアーはどこでも置いてあるのに。

Googleトレンドで2004年ごろからのインターネットでの「フライフィッシング」の検索を調べても、年々徐々に減ってきています。

どうして下火になったのか?

「釣り」「キャンプ」というアウトドアのくくりで考えるとむしろブームな気がしますが、なんでフライフィッシングの人口は減ってきてしまったのでしょうか?

個人的な見解を書いていきます。

〔下火になってきたと考えられる事象〕

  • フライフィッシングは少し面倒な釣り。
  • 主な対象魚であるヤマメ、イワナが身近でない。
  • 道具が高い。

などが挙げられます。
それぞれ詳しく解説していきます。

フライフィッシングは少し面倒な釣り

フライの釣りはラインの重さで軽い毛鉤を飛ばすという他にはない特性があります。
バックスペースがなければキャストできない。
ある程度ラインをあらかじめ出しておくのでコントロールが厄介である。
最初は木の枝なんかにフライが絡んで良くなくなるなど。

これがフライフィッシングの面白さでもあるわけですが、これから釣りを始めようと思っている方にとっては、少し難しく感じる部分であるかもしれません。

〔関連記事〕

・フライフィッシングが難しいと言われる理由を考えてみた

また、フライのラインシステムはフライライン、リーダー、ティペットと3種類のラインを使い、毎回、フライを交換するたびに結びなおしたりするのでルアーなどと比べると少々覚えるのが面倒ですね。

渓流魚が身近にいない

日本のフライフィッシングの主な対象魚はヤマメ、イワナなどの渓流魚であると思います。

管理釣り場から釣りを始める場合は当てはまりませんが、
自然渓流などから釣りを始めようと思ったタイミングが解禁直後で放流魚がたくさんいるような場合は始めたばかりの初心者でも魚が釣れやすいと思います。

ですが、天然のヤマメ、イワナが減ってきている日本の渓流域ではシーズン進行とともに徐々に天然、放流、共に魚が抜かれていき、渓流魚を釣るためにはより上流域や人の踏み入らないポイントに行くなど難易度が上がっていきます。

身近な対象魚としては中流域でのオイカワを狙ったフライフィッシングがありますが、雑誌やネットで情報が発信されても、メーカーや釣具店などでオイカワをターゲットにしたタックルの販売が少ない為、これから始める方がいきなりオイカワを狙いに行くのは少数派のような気がします。

道具類が高く数が多い

そもそもフライ人口が少ないことも原因の一つなのかもしれませんが、フライフィッシングの道具、釣具類は他の釣りの道具よりも高価な印象があります。

元が英国発祥の紳士の釣りという事も要因としてあるかもしれませんが、手軽な価格で始めることのできるルアーや餌釣りなどと比べると、フライは手を付けにくいですね。

最近ではフライでも手軽に買える価格の入門セットが販売されていますが、フライでは毛鉤以外の消耗品(リーダー、ティペット)やフロータントなどの便利ツールなど数種類のアイテムが必要になり、なりの価格のものが多い印象です。

テンカラが復活してきました

和式フライフィッシングともいえるテンカラ釣りですが、フライの衰退とは逆に見直されてきているようですね。
釣具店やアウトドアショップでも、テンカラ用品が安価に手に入るようになってきました。

理由としては、フライよりも手軽に少ない道具で始められるからだと思います。

釣り竿とライン、毛鉤があれば始められるテンカラは生餌を使わない手軽な釣りとして近年のアウトドアブームとともに上がってきた印象ですね。

フライの今後はどうなるのでしょう?

このままフライを新たに始める人がいなくなれば、いづれ日本のフライフィッシングは終わります。

とはいえ、フライを現状やっている方が一定数いる以上、今以上に下火になったとしても、細々とは続いていくのだろうと個人的に考えます。
テンカラが高じてフライに転向する方もいることでしょう。

いつかまたフライフィッシングが流行る時も来るかもしれません。

フライフィッシングは色々厄介な釣りですが、そこに最大の面白さがあるとも思います。
私個人としては、細々とフライフィッシングをやりつつ毛鉤を作り、自然観察をしながら楽しんでいきたいと思います。

今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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